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キャリアコンサルタントとは

キャリアコンサルタント試験(学科)の合格点と合格率は?難易度や勉強時間の目安も解説

「キャリアコンサルタント試験」の受験を検討する中で「合格率はどれくらいか」「合格点は何点か」などと気になっている方もいるでしょう。


キャリアコンサルタント試験には学科試験と実技試験(論述・面接)があり、両方に合格しキャリアコンサルタント名簿に登録をすると、キャリアコンサルタントとして活動できます。

本記事では、国家資格試験「キャリアコンサルタント試験」の合格基準や合格率、平均点を解説します。学科試験の合格に必要な勉強時間や独学で合格を目指せるかどうかも紹介するため、ぜひご覧ください。

なお、キャリアコンサルタント試験の概要や国家資格キャリアコンサルタントを詳しく知りたい方は、説明会へ参加するのもよいでしょう。興味がある方は、以下からご確認ください。


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国家資格試験「キャリアコンサルタント試験」の学科試験とは

キャリアコンサルタント試験は、2016年に創設された国家資格試験です。「学科試験」と「実技試験」の両方に合格し、登録を受けると、国家資格キャリアコンサルタントとして活動できます。

「学科試験」は、四肢択一のマークシート方式で行われる筆記試験で、年に3回実施されます。

学科試験と実技試験は、それぞれ個別での受験も可能です。例えば、すでに実技試験に合格している場合は、学科試験を受験し、合格すればキャリアコンサルタントとして登録できます。また、一方に合格した場合、合格した試験に有効期限はありません。

キャリアコンサルタント試験の学科試験について詳しくは以下の記事で紹介しているため、ぜひあわせてご覧ください。

▷関連記事: キャリアコンサルタント試験の学科試験とは?形式・出題範囲や合格に向けた対策を紹介

キャリアコンサルタント試験(学科)の合格点は?

 

キャリアコンサルタント試験の合格基準は「点数」で決められています。

 

学科試験の合格には「100点満点中70点以上」の得点が必要です。また、実技試験は論述試験と面接試験で構成され、「150点満点中90点以上」の得点を取ることが合格基準となります。

 

キャリアコンサルタント試験の受験を検討している方は、配点や合格基準を把握しておきましょう。

学科試験の配点と合格基準

学科試験の合格基準は、「100点満点中70点以上」です。四肢択一のマークシート方式で50問出題され、配点は2点です。つまり、50問中35問以上正答すれば合格できます。

 

項目 概要
出題形式 筆記試験(四肢択一のマークシート方式)
試験時間 100分
問題数 50問
配点 2点
合格基準 100点満点中70点以上
受験料 8,900円
出典:特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会「 試験要項

出典:特定非営利活動法人 キャリアコンサルティング協議会「 受験概要

 

なお、キャリアコンサルタント試験は、厚生労働大臣が登録した以下の2つの試験機関が実施しており、両試験機関共に同一日開催・共通の問題となります。

 

  • ・特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会
    ・特定非営利活動法人 キャリアコンサルティング協議会

実技試験の配点と合格基準

実技試験では、論述試験と面接試験が実施されます。合格基準は「150点満点で90点以上」です。ただし、論述試験は満点の40%以上の得点、かつ面接試験は評価区分ごとに満点の40%以上の得点が必要です※。

 

項目

概要

論述試験

面接試験

出題形式

記述式

  • ・ロールプレイ
  • ・口頭試問

試験時間

50分

20分(ロールプレイ15分、口頭試問5分)

合格基準

150点満点中90点以上

※論述試験は満点の40%以上、面接試験は評価区分ごとに満点の40%以上の得点が必要

受験料

29,900円

出典:特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会「 試験要項
出典:特定非営利活動法人 キャリアコンサルティング協議会「 受験概要


論述試験は、逐語記録を読んで設問に解答する記述式の試験です。

一方、面接試験はロールプレイと口頭試問で構成されます。ロールプレイでは、受験者がキャリアコンサルタント役としてキャリアコンサルティングを行います。また、口頭試問は、ご自身のキャリアコンサルティングについて試験官による質問に答える試験です。

※特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会の評価区分は「主訴・問題の把握」「具体的展開」「傾聴」、特定非営利活動法人 キャリアコンサルティング協議会の評価区分は「態度」「展開」「自己評価」の3つです。

キャリアコンサルタント試験の難易度は?

キャリアコンサルタント試験の難易度は一概には言えませんが、合格率だけで見ると国家試験としては比較的合格を目指しやすい試験です。

厚生労働省がキャリアコンサルタント試験を入り口レベルとして位置づけているため、資格取得後もスキルの向上が求められます。

なお、キャリアコンサルタントの上位資格には、「キャリアコンサルティング技能士」があります。

キャリア形成の相談に関する実務経験がなくても養成講座を受講し、修了要件を満たすことで受験資格を得ることができる「キャリアコンサルタント試験」に対し、「キャリアコンサルティング技能検定」は、実務経験がなければ受験できません。

キャリアコンサルティング技能士1級は指導者レベル、2級は熟練レベルとして位置づけられており、キャリアコンサルタント試験と比べて合格のハードルが高い傾向にあります。

キャリアコンサルタント試験の合格率の推移

 

キャリアコンサルタント試験の合格率(過去10回分)は、以下の通りでした。

 

実施時期

学科試験の合格率

実技試験の合格率

同時受験者の合格率

第17回(2021年6~7月)

56.8%

58.1%

43.4%

第18回(2021年10~11月)

81.1%

63.5%

60.1%

第19回(2022年3月)

61.6%

61.1%

48.6%

第20回(2022年7月)

77.9%

60.2%

54.9%

第21回(2022年11月)

61.7%

57.7%

46.9%

第22回(2023年3月)

82.2%

60.8%

50.1%

第23回(2023年7月)

73.5%

62.4%

55.8%

第24回(2023年11月)

71.8%

68.7%

60.3%

第25回(2024年3月)

79.5%

64.2%

58.9%

第26回(2024年7月)

78.3%

70.5%

61.4%

出典:厚生労働省「 キャリアコンサルタント試験結果の概要

 

学科試験の合格率は実施回によって大きく幅がありますが、おおむね60%前後で推移しています。ただし、 第24回から学科試験の出題傾向が変わり、出題範囲のさらなる学習が求められるようになりました。

 

また、学科試験と実技試験を同時受験した場合の合格率は40%~60%程度で推移しており、学科試験を単体で受験した場合と比べて低い水準です。

キャリアコンサルタント試験の平均点

次に、キャリアコンサルタント試験(過去10回分)の平均点を紹介します。

 

実施時期

学科試験

(100点満点)

実技試験(150点満点)

合計

論述

(50点満点)

面接

(100点満点)

第17回

(2021年6~7月)

70.0点

90.3点

30.7点

60.9点

第18回

(2021年10~11月)

77.2点

91.8点

31.8点

61.0点

第19回(2022年3月)

71.1点

91.5点

31.6点

61.0点

第20回(2022年7月)

75.0点

91.0点

31.7点

60.9点

第21回(2022年11月) 71.5点 90.2点 31.3点 60.4点
第22回(2023年3月) 77.6点 92.0点 33.0点

60.1点

第23回(2023年7月) 77.3点 91.7点 32.2点 60.7点

第24回(2023年11月)

68.8点 92.0点 32.7点 60.6点
第25回(2024年3月) 71.9点 92.1点 32.9点 60.4点
第26回(2024年7月) 72.3点

91.4点

32.4点

60.2点

出典:厚生労働省「 キャリアコンサルタント試験結果の概要

 

学科試験の平均点は100点満点中70点~78点程度、実技試験は90点前後で推移しています。また、過去3回での学科試験の平均点は70点前後であり、過去10回の中では低めの水準です。

キャリアコンサルタント試験の学科試験は独学でも合格できる?


キャリア形成の相談に関して3年以上の実務経験がない方は、厚生労働省が認定する「養成講座」を受講する必要があるため、独学だけでは受験できません。

キャリアコンサルタントを受験するには、以下のいずれかの条件を満たす必要があります。

1.厚生労働大臣が認定する講習の課程を修了した
2.労働者の職業の選択、職業生活設計または職業能力開発および向上のいずれかに関する相談に関し3年以上の経験を有する
3.技能検定キャリアコンサルティング職種の学科試験または実技試験に合格した

つまり、3年以上の実務経験がある方は独学での受験も可能です。

ただし、知識や実務スキルをしっかりと身に付け、効果的な試験対策を行うには、養成講座の受講が望ましいでしょう。

第26回の学科試験の結果を見てみると、受験者のうち約9割が養成講座を受講したうえで受験しています。また、養成講座を受講した方の合格率が66.6%に対し、実務経験で受験した方の合格率は55.4%と低めとわかっています。

キャリアコンサルタントを目指すなら、まずは説明会などに参加して情報収集をしましょう。
 

キャリアコンサルタント養成講座説明会について詳しくはこちら
キャリアコンサルタント養成講座のお申込みはこちら

 
キャリアコンサルタント試験の受験資格の詳細は以下の記事で紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。

▷関連記事: キャリアコンサルタント試験の受験資格は?未経験から国家資格取得を目指す方法も解説

学科試験の合格に必要な受験勉強時間

学科試験の合格に必要な勉強時間は、実務経験や知識によって異なるため一概には言えませんが、目安としては養成講座の受講後、試験日の3ヶ月前ごろから試験対策を始めると良いでしょう。

日本マンパワーが実施したアンケートによると、学科試験の受験勉強を始めた時期に関して、50%の方が「試験日3ヶ月~1ヶ月前」と回答しています。「試験日6ヶ月~3ヶ月前」(34%)と回答した方も合わせると8割を超える結果でした。

 

また、学科試験までの総学習時間について、58%の方が「60時間~180時間」と回答しており、「15時間~60時間未満」(42%)よりも多い結果となりました。

1日2時間勉強を続けた場合、約3ヶ月間で180時間の勉強時間を確保できます。計画的に学習すれば、働きながら学科試験の合格を目指すことも難しくないでしょう。

なお、厚生労働大臣が認定する養成講座の時間数は、「150時間以上」と定められています。

効果的な学習でキャリアコンサルタント試験の学科試験合格を目指そう

キャリアコンサルタント試験の合格を目指すなら、日本マンパワーの「キャリアコンサルタント 養成講座」がおすすめです。
1999年に日本で初めてキャリアコンサルタント(キャリアカウンセラー)の養成講座を開講し、これまで4.5万人以上の方にご受講いただきました。

日本マンパワーのキャリアコンサルタント養成講座は厚生労働大臣の認定講習で、受講・修了すると国家資格キャリアコンサルタントの受験資格が得られます。特徴は以下の通りです。
 

日本マンパワーの養成講座の特徴

・成長支援の考え方が学べるカリキュラムや選べる学習スタイル
・振替制度やオンライン自習室などの充実したサポート体制
・専門講座を修了し試験に合格した実践経験豊富な講師陣
 

日本マンパワーの講座は、「通信教育」と「スクーリング」の2つがセットです。

さらに、受験安心サポートも充実しています。

 
通信教育(eラーニング)

テキスト

テキスト解説映像

スクーリング(通学・オンライン)

講義

ロールプレイ&ワーク

  受験安心サポート

講師常駐のオンライン自習室

実践力強化教材

 
通信教育では、解説映像とテキストでキャリアコンサルタントに求められる知識を体系的に習得できます。

一方、スクーリングは、グループワークやロールプレイなどを通じた実習が中心です。「通学クラス」と「オンラインクラス」から、ご自身に合った学習スタイルを選択でき、キャリアコンサルタントに必要な技能を体感しながら身につけられます。

また、受験安心サポートとして、オンライン自習室と実践力強化教材をご用意しています。講師常駐のオンライン自習室は、定期的に開室しており、実践力強化教材では、現場でも必須の知識・技能をさらに高めることができます。 

日本マンパワーでは、試験合格に向けて活用できる教材が揃っているだけでなく、合格後も実務に活かせる情報提供を行っています。

キャリアコンサルタント資格に興味のある方や養成講座の特徴を詳しく知りたい方は、ご都合の良い開催地・時間帯で日本マンパワーの講座説明会にご参加ください。講座の特徴を短時間で知りたい方向けに、オンライン開催の説明会もご用意しています。

 

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