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キャリアコンサルタントとは
部下とのコミュニケーションが変わる!信頼を築きチームを成功に導くコツ
\コミュニケーションで課題を感じている方へ/
まずは説明会の日程を見る➤かつての名選手が、必ずしも名監督になれるわけではないように、個人のスキルとチームを導くスキルは全く別ものです。
部下との対話に必要なスキルは、習得できるものです。我流に頼らず、正しい知識やトレーニングを通じて本質を理解すれば、マネジャーとしてメンバーと良好なコミュニケーションが取れるようになります。
この記事ではまず、多くの管理職が陥りやすいコミュニケーションの落とし穴とその原因を深掘りし、明日からすぐに実践できる具体的な改善策を会話例とともに、ご紹介します。
さらに、テクニックにとどまらず、部下一人ひとりのキャリアに寄り添いながら自発的な成長を促す本質的な姿勢についても解説します。
その鍵となるのが、キャリアコンサルタント養成講座でお伝えしている内容です。
最後まで読んでいただくことで、部下との信頼関係を劇的に改善し、チームを成功へ導くためのヒントをつかんでいただけるでしょう。
なぜ?部下とのコミュニケーションがうまくいかない4つの原因
部下とのコミュニケーションが円滑に進まない背景には、いくつかの原因が考えられます。無意識のうちに、あなたも陥っているかもしれません。まずは自らのコミュニケーションを客観的にふりかえり、課題を見つけることから始めてみましょう。
1.「指導」と「対話」を混同している
管理職の多くが陥りがちな誤りは、「対話」を、一方的な「指導」や「指示」をやわらかく伝える手段だと誤解してしまうことです。
もちろん、業務を円滑に進めるうえで、的確な指示は不可欠です。指示と対話は目的が異なります。

指示そのものが悪いわけではありません。
部下の主体性やエンゲージメントを高めたいのであれば、本質的な対話の場を意図的に増やすことが重要なのです。
2.1on1が業務報告の場になっている
「週に一度、1on1をやっているから大丈夫」と考える方も少なくありません。 しかし、その1on1が単なる業務の進捗確認の場になっていないか、一度振り返ってみてください。
【よくある失敗1on1の例】
上司:「最近どうですか?」
部下:「B社への提案資料を作成中で、明日にはドラフトが完成します」
上司:「それは少し遅いですね。来週の会議に間に合いますか?C案件は大丈夫ですか?」
部下:「はい、問題なく進めるつもりです」
上司:「よかった。ではB案件で、分からないことがあったら教えてくださいね」
一見、問題のない会話ですが、これは、定例の業務ミーティングと本質的に変わりません。
このような1on1が続くと、部下は「評価される場」や「業務チェックの場」と1on1を認識してしまいます。その結果、キャリアの悩みや人間関係の葛藤、自分なりの挑戦や不安といったテーマを安心して話すことが難しくなります。
本来の1on1の目的とは?
1on1は、単なる業務管理の時間ではありません。
本来は、
• 部下の成長を支援する
• キャリア形成を伴走する
• 心理的安全性を高める
ための時間です。
業務の話を完全に排除する必要はありませんが、業務だけが中心になってしまうと本来の目的は果たせません。
重要なのは、部下に主導権を渡すことです。
例えば、
• 「今、いちばん気になっていることは何ですか?」
• 「最近、うまくいっていることは何だと思いますかう?」
• 「半年後、どんな力が身についていたら理想ですか?」
これらの問いは、業務そのものよりも、部下の“思考”や“成長”に焦点を当てています。
このような問いは、時に部下にとってすぐに答えが出ないこともあるでしょう。
しかし、すぐに答えが出ないからこそ、内省が深まり、自ら考える力を育てます。
上司に求められる姿勢は、答えを引き出すことではなく、考える時間を支援することです。沈黙を恐れず、先回りせず、相手が考えを言葉にしていくまで待つ姿勢こそが、対話の質を高めます。
1on1は仕事の進捗を管理する時間ではなく、人の成長を支援する時間であること。
その目的を見失わないことが、1on1の質を大きく左右します。
▶関連情報:1on1で話すことに困らない!効果的なテーマと具体的な進め方を解説3.価値観の違いを意識できていない
現代の組織では、年齢と役職が必ずしも一致しません。
若手管理職のもとに年上の部下がつくこともあれば、経験豊富なベテランが若いチームに加わることもあります。
また、価値観の多様性が可視化された時代になり、働き方もキャリア観も大きく多様化しています。 昇進より専門性を重視する人、生活の充実を優先する人、社会貢献を軸に働く人、安定志向の人――価値観はさまざまです。
しかし、「自分はこうだった」、「そのくらい当然だろう」などの「自分の価値観が“標準”」という無意識の思い込みに気がつかないままだと、相手の年齢や役職にかかわらず、「価値観を矯正されている」「理解されていない」と感じやすくなります。
重要なのは、価値観の違いを“正す”ことではありません。
まずは、
「なぜ、その選択を大切にしているのか?」
「どんな経験が、その考え方を形づくっているのか?」
と、いった価値観の背景に関心を向けることです。
価値観のギャップは、埋めるものではなく、互いの違いを前提にしながら価値観を持ち寄ることで、組織の視野は広がります。
役職に上下はあっても、価値観は対等です。
この前提に立てるかどうかが、世代を超えて信頼関係を築けるかどうかの分かれ目になるのです。
4.プレイングマネジャーで時間がない
「プレイヤーとしての業務が忙しく、部下の話を聞く時間がない」——。
これは多くのプレイングマネジャーが抱えているリアルな悩みではないでしょうか。
日々のタスクに追われると、目の前の業務をこなすことが最優先になりがちです。
しかし、部下との対話や育成は、余裕があるときにやることではありません。
管理職として大切な役割であり、チームの未来をつくる土台です。
この時間を後回しにすると、部下のモチベーション低下や些細なミス・コミュニケーションのすれ違いが増えていきます。
その結果、トラブル対応やフォローにさらに時間を取られる—、そんな悪循環にも陥りがちです。
だからこそ、「週に合計1時間は部下のための時間を確保する」と決めるなど意識的に時間を確保することが重要です。短時間でも相手の話にしっかり耳を傾けて行う対話の積み重ねが、チームの信頼関係を育み、やがて成果にもつながっていきます。
明日から実践!部下の本音とやる気を引き出す3つのコミュニケーション術
コミュニケーションの課題が見えてきたら、次は具体的な改善策を考えていきましょう。
ここでは、部下が安心して本音を話し、自発的に動きたくなる関わり方を3つのポイントとすぐに実践できるヒントをご紹介します。
「傾聴」の姿勢で信頼関係の土台を築く
コミュニケーションの基本となるのが「傾聴」です。
ただ話を“聞く(Hearing)”のではなく、相手の言葉の背景にある気持ちや価値観にも意識を向けて“聴く(Listening)”こと。これが信頼関係を築くうえで大切な土台になります。
難しく感じるかもしれませんが、少しの工夫で誰でも実践できます。
【傾聴を実践するためのヒント】・環境を整える
部下と話すときは、PCの画面から視線を外し、身体を相手に向けてみましょう。スマートフォンは伏せておくだけでも印象が変わります。
オンラインでも、通知をオフにして、できるだけカメラ越しに目を合わせる意識を持つことが大切です。
・相槌をひと工夫する
「はい」だけでなく、「なるほど」「それは大変でしたね」「面白い視点ですね」といった一言が、相手に“きちんと受け止めてもらえている”という安心感を与えます。
・相手の言葉をやさしく繰り返す
「〇〇が不安なんですね」「△△を目指しているんですね」と、相手の言葉をそのまま返すだけで、「理解しようとしている」というメッセージになります。これは“バックトラッキング”や“反射・反映”と呼ばれる方法で、難しい技術ではありません。
・沈黙も大切にする
相手が言葉を探しているとき、すぐに助け舟を出したくなるかもしれません。しかし、その沈黙は考えを整理している時間でもあります。
少し待つだけで、より深い本音を引き出せることがあります。20秒程度の沈黙でも意外と違和感はありません。
・ついやりがちなことに注意する
話を途中で遮る、自分の経験談に置き換える、「でも」「しかし」とすぐに反論する、頼まれていないアドバイスを始める。
これらは無意識のうちに、相手の話す意欲を削いでしまうことがあります。
傾聴は、「相手を大切に扱う姿勢」そのものです。
その姿勢が伝わったとき、部下は少しずつ本音を話してくれるようになります。
部下の成長を促すポジティブな「フィードバック」
部下の成長を支えるうえで、フィードバックはとても大切な関わりです。
ただし、伝え方によっては「ダメ出し」のように受け取られ、かえって自信や意欲を損なうこともあります。
そこで意識したいのが、「経験から学びを引き出す」関わり方です。
経験を「学び」や「成長」につなげる考え方は、日本マンパワーのキャリアコンサルタント養成講座でも大切にしているポイントです。
日本マンパワーは「傾聴」を重視しています
詳しくは説明会で解説➤ここでは、心理学者のデービッド・コルブが提唱した「経験学習モデル」の4つのステップに沿って、フィードバックの具体的な方法をご紹介します。
① 具体的な経験:「どの出来事か」を明確にする
フィードバックは、抽象的な指摘ではなく、具体的な場面から始めることが重要です。
良い例:
「昨日の〇〇社との定例会議で、△△さんから質問が出た場面なんだけれど…」
「いつも」「だいたい」といった言葉は、相手の防衛反応を招きやすくなります。
まずは、同じ出来事をイメージできる状態をつくることが第一歩です。
② 観察と振り返り:本人の丁寧な振り返りを促す
次に、その場面で何が起こり、本人がどう考え、感じていたのかを聞きます。・「あのときの状況を、○○さんの視点から教えてもらえますか?」
・「どんな意図で説明していましたか?」
・「進めながら、どこに難しさを感じましたか?」
・「自分では、どこがうまくいったと思いますか?」
ここでは、具体的場面を本人がどう見ていたのか?どう受け止めていたのか?ということが大切です。
そのためにも、評価やアドバイスを急がないことがポイントです。まずは、本人の視点を丁寧に引き出します。
③ 抽象的概念化:学びを一緒に整理する
振り返りから本人の気づきが生まれたら、そこで初めて、上司の視点を丁寧に加えていきます。これが「フィードバック」の時間です。
一方的に評価を伝えるのではなく、本人の振り返りに“意味づけ”を重ねる言葉を添えましょう。
例)
・「相手との関係性を大切にしていたんですね。それは○○さんの強みですね」
・「質問に対してデータで答えられたのは、準備ができていたからですね。あの場面ではとても効果的でした」
・「一方で、相手の意図をもう一度確認できると、さらに伝わりやすくなりそうですね」
ポイントは、
•本人の内省に“客観的視点”を加える
•強みを明確にする
•改善点は“可能性”として提示する
ということです。
ここで初めて、経験は「単なる振り返り」から「成長の材料」へと変わります。
フィードバックとは、評価を下すことではなく、本人がまだ気づいていない価値や改善のヒントを、言葉にして伝えることです。
この一言があるからこそ、「次の行動設計」が具体的になります。
④ 積極的な実践:次の行動を本人に考えてもらう
最後は、次に何をするかを本人に考えてもらいます。
・「今回の気づきから、次の会議では、どんなことを試してみたいですか?」
・「同じ場面が来たら、どう対応してみますか?」
・「明日から一つだけ工夫するとしたら、何にしますか?」
ここで上司が答えを提示してしまうと、受け身になりがちです。小さくても、自分で決めた行動は実行につながりやすいものです。
フィードバックは、「評価する時間」ではなく、「学びを一緒につくる時間」です。
経験を振り返り、意味づけを行い、次の一歩を自分で決める。
この流れができると、部下の成長スピードは大きく変わっていきます。
心理的安全性を高める「雑談」の力
仕事以外の話もできる関係性を築くことで「仕事においても本音を言える関係性」につながっていきます。
その土台となるのが、何気ない雑談です。
上司が先に少し自己開示をしたり、会議の冒頭に短い雑談の時間を設けたりすることで、部下が話しかけやすい雰囲気が生まれます。
一方で、雑談は踏み込みすぎない配慮が重要です。プライバシーや価値観に配慮し、相手が話したい範囲を尊重することで、安心感のある関係性が築かれます。
雑談そのものが成果を生むわけではありませんが、職場の心理的安全性を高めることは、リーダーに求められる重要な役割の一つです。
本質的な対話力を身につけるには──キャリアコンサルタントのスキルという選択
本記事では傾聴やフィードバックなどのスキルをご紹介しました。
これらは現場で役立つ実践的なスキルですが、テクニックとして使うだけでは通用しない場面もあります。
相手を深く理解し、共に考えながら対話を進める「本質的な対話力」を身につける必要があります。
本質的な対話力は、相手の言葉の背景をくみ取る力や、安易に結論を出さず、共に考える姿勢、キャリアや人生を長期的な視点で捉える姿勢などの土台から生まれます。
これを体系的に学べるのが、キャリアコンサルタントの専門知識と実践的な学びです。
日本マンパワーのキャリアコンサルタント養成講座では、
•心理学や最新のキャリア理論を学ぶ理論講座
•傾聴や質問技法を徹底的に磨く実践トレーニング
•ロールプレイと経験豊富な講師によるフィードバック
•多様な受講生との対話による視野の拡張
などを学んでいただき、対話の軸を築くことができます。
対話力は後天的に磨ける力であり、部下の成長だけでなく、管理職自身のリーダーシップにも確かな変化をもたらします。
キャリアコンサルタント養成講座の詳細を知りたい方は、ぜひ無料説明会にご参加ください。





