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国家資格と受験
キャリアコンサルタント試験団体|JCDAとCC協議会はどちらを選ぶ?違いを徹底比較!
そのため、キャリアコンサルタント養成講座の受講を検討されている方、または国家試験の受験を控えている方の中には、「どの団体の養成講座を受講するかによって受験する試験団体が決まるの?」、「どちらの試験団体を選べばよいの?」と疑問に思っている方も少なくありません。
本記事では、キャリアコンサルタントの試験団体選びで迷っている方に向けて、両団体の特徴や実技試験の傾向、そして「どちらの試験団体を選べばよいのか」の判断基準を分かりやすく解説します。
キャリアコンサルタントの試験団体「JCDA」と「CC協議会」の基本概要と試験内容
国家資格キャリアコンサルタントの登録試験機関は、次の2団体です。
• 日本キャリア開発協会(JCDA)
• キャリアコンサルティング協議会(CC協議会)
受験生は、どちらの試験団体で国家試験を受けるのかを自分で決める必要があります。
また、キャリアコンサルタント試験は年3回行われており、「学科試験」と「実技試験」で構成されています。国家試験は、学科試験・実技試験(論述)が同一日に実施され、約1~2週間後に実技試験(面接)が実施されます。
両団体の試験項目は共通しており、詳細は以下の通りです。
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項目 |
学科試験 |
実技試験 |
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出題形式 |
四肢択一のマークシート方式 |
記述式 |
ロールプレイと 口頭試問 |
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試験時間 |
100分 |
50分 |
20分(ロールプレイ15分・口頭試問5分) |
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合格基準 |
100点満点中70点以上 |
150点満点で90点以上 |
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受験料 |
8,900円 |
29,900円 |
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出典:特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会「
試験区分/出題形式
」
出典:特定非営利活動法人 キャリアコンサルティング協議会「
受験概要
」
なぜ試験団体が2つ存在するのか
キャリアコンサルタントが国家資格化される以前、国内には複数の民間資格団体が存在していました。2016年の国家資格化に伴い、これまでの歴史や普及実績を考慮し、「JCDA」と「CC協議会」の2つが登録試験機関として厚生労働省から認定されたという経緯があります。
学科試験は共通だが実技試験の評価区分が異なる
学科試験はどちらの団体で受験しても、同一日に同じ問題に取り組みます。
一方で、実技試験は二点違いがあります。ひとつは、論述試験問題の出題形式と設問の問われ方、もうひとつは、面接試験においての評価区分です。
JCDAは「経験代謝(相談者の成長を支援する)」という独自の視点を持ち、CC協議会は「論理的な問題解決」を重視する傾向があるため、自分がどのような支援者を目指したいかが試験団体選びの鍵となります。
JCDAとCC協議会の主な違いとは?実技試験のポイントを徹底比較
実技試験は「論述(筆記)」と「面接(ロールプレイ・口頭試問)」で構成されます。 ここでは、試験団体によりどのような違いがあるかを解説します。
【論述試験】出題形式と設問の違い
JCDAの論述試験は、キャリアコンサルタントと相談者のやりとりを記した「逐語記録」を基に、設問へ解答します。逐語記録はまず事例の前半(共通部分)のやりとりの後、後半は2パターンのやりとりが展開していきます。設問は「後半2パターンのキャリアコンサルタントの対応の違い」、「相談者の問題」、「今後の展開」が問われます(2026年3月時点)。
対してCC協議会は、キャリアコンサルタントが今後の研鑽にための、作成途中の「事例記録」を基に、設問へ解答します。事例記録には相談者情報、面接日時、相談の概要、相談者の話した内容、一部キャリアコンサルタントの発言が掲載されています。
設問は「相談内容に係る相談者の主な訴え(主訴)」、「キャリアコンサルタントからみた問題の把握(見立て)」「問題を踏まえた目標と具体的方策」、「相談者の問題」、「今後の展開」が問われます(2026年3月時点)。
出典:特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会「 試験要綱 」
出典:特定非営利活動法人 キャリアコンサルティング協議会「 受験概要 」
合格率に差はある?最新の試験データから見る難易度
「どちらの団体の試験が合格しやすいか」は多くの受験者が気にする点ですが、合格率に大きな差はありません。回によって数%程度の変動はあるものの、難易度は概ね同等に保たれています。合格率で選ぶよりも、自分が「どちらの団体の試験の方が、本来の力を発揮しやすいか」で選ぶ方が、結果として合格への近道となります。
▶関連記事: キャリアコンサルタント試験(学科)の合格点と合格率は?難易度や勉強時間の目安も解説 | キャリアコンサルタントLibrary |
試験団体を選ぶ判断基準
「どちらの団体を選べばよいか迷ってしまう」という方のために、3つの判断基準を提案します。
開催地域・実技試験の実施日で選ぶ
開催地域は試験団体により一部異なります。
また、学科試験および実技(論述)試験は同一日に実施されますが、実技(面接)試験の日程も団体により一部異なります。
参考までに、第33回実技試験日程、会場は以下の通りと発表されています。
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第33回 |
日本キャリア開発協会(JCDA) |
キャリアコンサルティング協議会 |
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学科・実技 |
日程 |
2026年11月1日(日) |
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会場 |
札幌・仙台・東京・金沢・名古屋 ・大阪・広島・福岡・沖縄 |
札幌・仙台・東京・名古屋 ・大阪・広島・高松・福岡・沖縄 |
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実技(面接) |
日程 |
2026年11月 |
2026年11月7日(土)、8日(日)、13日(金)、14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日) |
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会場 |
札幌・仙台・東京・金沢・名古屋 ・大阪・広島・福岡・沖縄 |
札幌・仙台・東京・大宮・名古屋 ・大阪・広島・高松・福岡・沖縄 |
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合格発表 |
2026年12月16日(水)予定 |
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出典:特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会「
試験日程/試験地区
」
出典:特定非営利活動法人 キャリアコンサルティング協議会「
試験日程
」
過去問題の取り組み易さで選ぶ
2団体の違いの1つとして挙げられるのが、論述試験の問題と設問です。各試験団体のホームページには過去3回分の論述試験問題が掲載されています。
上記の違いを参考に過去問題を確認し、自分が取り組みやすい方で受験する団体を選ぶという方法もあります。
一緒に勉強する仲間で選ぶ
養成講座で共に学んだクラスメイトや、知り合いと実技試験に向けて勉強会を行う方も多いでしょう。
試験実施団体によって評価区分が異なるため、互いに行うフィードバック内容にも違いが出ます。
そのため、一緒に勉強する仲間と同じ団体の試験を受験すると、同一の評価区分に基づいた勉強会ができ、効率的に実力を高められるでしょう。
まとめ:試験団体は自分に合うスタイルで選ぼう
JCDA と CC協議会、どちらの試験団体で受験するかは、受験者自身で決定する必要があります。
試験団体を決める際は、実技試験の評価区分、試験の日程や開催地域、などの違いが大きなポイントです。両団体は過去問題も公開しているため、実際の問題を見比べてみることも判断材料として有効です。
あなたの強みや、学びたいスタイルに最もマッチする団体を選ぶことが、合格への確かな近道となるでしょう。





