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キャリアコンサルタントとは

キャリアコンサルタントの年収は?活躍の場・将来性や収入を上げるコツを解説

キャリアコンサルタントに興味はあるけれど、本当に活躍できるのか、収入につながるのか、どんな活躍の場があるのか…そんな疑問をお持ちの方も多いことでしょう。
本記事では、キャリアコンサルタントの年収や活躍の場・将来性、そして収入を上げるコツについて解説します。

なお、日本マンパワー(当社)ではキャリアコンサルタント養成講座を開設しており、講座に関する無料の説明会を開催しています。興味がある方は、まず説明会にご参加ください。

 

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キャリアコンサルタントの年収

キャリアコンサルタントとは、キャリアコンサルティング(キャリア形成の実現支援)の専門家です。年収は、実務経験や雇用形態によって大きく異なります。
2018年に発表された労働政策研究・研修機構の調査報告書によると、キャリアコンサルタントの年収の分布は以下の通りです。

【年収の分布】

年収

割合

200万円未満

13.6%

200〜400万円未満

33.2%

400〜600万円未満

21.5%

600〜800万円未満

14.1%

800〜1,000万円未満

7.5%

1,000万円以上

7.9%

出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)「 キャリアコンサルタント登録者の活動状況等に関する調査


この統計から、キャリアコンサルタントの年収は200万円未満から1,000万円以上まで幅広く分布していることがわかります。

また、年収は勤務先の企業の規模や地域、個人のスキルや資格にも左右されます。特に、フリーランスとして活動する場合は、クライアントの数や契約内容に応じて収入が大きく変動します。

キャリアコンサルタントの活躍の場

キャリアコンサルタントは、様々な分野で活躍しています。2022年6月に行われた調査によると、主な活躍の場は以下の通りです。

  1. 企業領域(41.7%)
  2. 需給調整機関領域(派遣、ハローワーク、転職・再就職支援)(20.5%)
  3. 学校領域(20.6%)
  4. 地域・福祉領域(地域若者サポートステーション、女性センターなど)(10.7%)

出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)「 労働政策研究報告書No.227 第2回キャリアコンサルタント登録者の活動状況等に関する調査
 

企業、学校、公的就業支援機関で活躍するキャリアコンサルタントについて、以下で詳しく解説します。

企業

企業で活躍するキャリアコンサルタントは、「社内キャリアコンサルタント」と「外部キャリアコンサルタント」に分けられます。主な役割は以下の通りです。

 

区分

主な役割

社内キャリアコンサルタント

・人事部門で採用、処遇、人事制度の企画・立案、

    労務管理、能力開発に携わる

・従業員のキャリアコンサルティングを行う

外部キャリアコンサルタント

・企業に派遣され、従業員のキャリア開発支援を行う

・組織開発や人材育成のコンサルティングを提供する


以下の記事では、企業におけるキャリアコンサルティングの導入状況や、企業でキャリアコンサルティングの需要が高まる背景を解説しています。あわせてご覧ください。

▶関連記事: キャリアコンサルタントの活用企業はどのくらい?役割や仕組みの導入メリットも紹介

学校

大学・短期大学・専門学校などのキャリアセンター、小・中・高等学校、職業訓練校などの教育機関でも、キャリアコンサルタントが活躍しています。主な役割は、以下の通りです。

 

・進路選択の支援

・エントリーシートの作成支援

・面接指導

・求人企業の調査

・キャリア教育プログラムの作成

・キャリアデザイン講義の実施


学生が自分の能力や価値観などを理解して進路を選択し、その実現を支援する役割を担います。

公的就業支援機関

ハローワークやジョブカフェ(若者の就職支援をワンストップで行う施設)などの公的就業支援機関で活躍するキャリアコンサルタントも存在します。主な役割は、以下の通りです。

 

・求人の紹介

・履歴書の作成支援

・面接指導

・求職者向けセミナーの実施

キャリアコンサルタントの将来性

 
キャリアコンサルタントの需要は、今後も増加すると予想されています。将来性を支えているのは以下の要因です。

 

  1. 働き方の多様化
  2. 人生100年時代におけるキャリア設計の重要性
  3. 企業の人材育成への注力

1.働き方の多様化


キャリアコンサルタントの将来性を支える要因の1つとして、働き方の多様化によりキャリア支援のニーズが高まっていることが挙げられます。

日本に古くからある終身雇用の概念は、働く人の価値観や経済情勢の変化などを背景に徐々に崩れ、転職や副業が一般化しつつあります。また、新型コロナウイルス感染症の拡大によってリモートワークが急速に普及したことで、より柔軟な働き方ができるようになりました。

働き方の選択肢が増える中で、相談者にとって最適なキャリア選択を支援するキャリアコンサルタントの役割が重要性を増しています。

2.人生100年時代におけるキャリア設計の重要性

2つ目の要因として、長期化する老後生活への不安や働き方の多様化などを背景に人々の仕事人生が長くなり、キャリア設計の重要性が高まっていることが挙げられます。

日本は長寿化が進んでおり、平均寿命(2023年)は男性が81.09歳、女性が87.14歳といずれも80歳を超えています※1※2。総務省によると、65歳以上の就業者数は20年連続で前年を上回り、2023年には914万人と過去最高を更新しました※3。

これまで40年程度だった仕事人生が50年以上に延長される可能性が高まっている中で、早期にキャリアの方向性を明確にし、長期的な視点でキャリアをとらえる必要性が増しています。

また、個人が主体的にキャリアを設計し、管理する「キャリア自律」が求められます。仕事ステージの長期化やマルチステージの人生設計に対応するためには、労働者自身が自らのキャリアを主体的に考え、行動することが不可欠であり、その背中を押す役割がキャリアコンサルタントです。
 

※1出典:厚生労働省「 令和5年簡易生命表(男)

※2出典:厚生労働省「 令和5年簡易生命表(女)

※3出典:総務省「 統計からみた我が国の高齢者

3.企業の人材育成への注力

企業が社員のキャリア開発に力を入れるようになったことも、キャリアコンサルタントの将来性を支える要因の1つです。

近年は、少子高齢化による労働力不足や転職・副業の一般化、働く人の価値観の変化などを背景に、人材の確保・定着が企業にとって重要な課題となっています。特に、若手社員の早期離職防止・定着率向上を図るために、キャリア支援が求められています。

こうした中で、国も企業に対してキャリアコンサルタントやキャリアコンサルティング技能士の育成・確保を求めています。

収入を上げるためのコツ

前述の通り、キャリアコンサルタントの年収は幅広く分布しており、経験やスキルなどによって大きく異なります。そこで、キャリアコンサルタントとしての収入を上げるためのポイントを解説します。

 

・専門性を高めて独自の専門分野を持つ

・人脈を広げて実践の機会を得る

・転職やフリーランスとしての独立を検討する

専門性を高めて独自の専門分野を持つ

キャリアコンサルタントの上位資格に、「キャリアコンサルティング技能検定」があります。

キャリアコンサルティング技能検定は、キャリアコンサルティングの知識と技能を図る国家検定です。1級は指導レベル、2級は熟練レベルとして位置づけられており、キャリアコンサルタント試験より高い能力水準が求められます。

キャリアコンサルティング技能士の資格を持っていれば、専門的なスキルを持っていることや高い信頼性を示せるため、就職や転職、仕事の獲得において有利になりやすいでしょう。

また、専門性を高めたうえで独自の専門分野を持っていれば、他のキャリアコンサルタントとの差別化を図ることができ、収入が上がる可能性があります。

専門分野を持って活動するケースの例

・特定の業界に特化する

・社会保険労務士とのダブルライセンスを保有する

・年代や職種など対象者を明確にする

人脈を広げて実践の機会を得る

人脈を広げて実践の機会を増やせば、キャリアコンサルタントとしての経験を積むことができます。実践経験を積むことにより、コンサルティングスキルが向上し、専門性やクライアントからの信頼性が高まることで、業務の幅が広がり、収入アップが期待できるでしょう。

日本マンパワーのキャリアコンサルタント養成講座では、同じ志を持つ受講生と共に学ぶことで、大切な繋がりを作ることができます。国家試験合格後には合格者交流会を開催しており、今後キャリアコンサルタントとして活動していくうえで役に立つ情報が得られます。

転職やフリーランスとしての独立を検討する

キャリアコンサルタントとしての知識やスキルを活かして転職する、または組織に属さずにフリーランスとしてキャリア形成支援に携わる方法も検討しましょう。企業からの委託や講師としての活動などによって、収入アップを図れる可能性があります。

また、日本マンパワーのように企業内キャリア開発のサービスに市場を持つ会社のキャリアコンサルタント養成講座を受講し、その後講師やカウンセラーを募集している研修機関や企業などに登録しておくのも1つの方法です。
 

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キャリアコンサルタントになる方法

キャリアコンサルタントになるには、以下のステップを踏む必要があります。

1. キャリアコンサルタント試験を受験・合格する

2. キャリアコンサルタント名簿に登録する

以下のうちいずれかの受験資格を満たし、キャリアコンサルティング協議会と日本キャリア開発協会によって年に3回実施される試験を受験しましょう。

キャリアコンサルタントの受験資格

・厚生労働大臣の認定講習を修了する

・キャリア相談に関する3年以上の実務経験がある

・キャリアコンサルティング技能検定の学科試験か実技試験に合格している


試験は学科試験と実技試験(論述・面接)に分かれており、両方に合格する必要があります。
学科試験や受験資格については以下の記事で詳しく解説しているため、あわせてご覧ください。

▷関連記事: キャリアコンサルタント試験の学科試験とは?形式・出題範囲や合格に向けた対策を紹介
▷関連記事: キャリアコンサルタント試験の受験資格は?未経験から国家資格取得を目指す方法も解説

なお、キャリアコンサルタントは名称独占資格で、キャリアコンサルタントを名乗るには、名簿への登録が必要です。合格後は速やかにキャリアコンサルタントWebサイト登録センターから手続きを行いましょう。

キャリアコンサルタント資格取得を目指すなら日本マンパワーの養成講座がおすすめ

キャリアコンサルタントを目指すなら、養成講座を受講して受験資格を得る方法がおすすめです。

日本マンパワーのキャリアコンサルタント養成講座は厚生労働大臣の認定講習で、受講・修了すると国家資格キャリアコンサルタントの受験資格が得られます。特徴は以下の通りです。

日本マンパワーの養成講座の特徴

•   成長支援の考え方が学べるわかりやすいテキストや選べる学習スタイル
•   振替制度やオンライン自習室などの充実したサポート体制
•   専門講座を修了し試験に合格した実践経験豊富な講師陣

 

日本マンパワーの講座は、「通信教育」と「スクーリング」の2つがセットです。受験安心サポートも充実しています。

 
通信教育(eラーニング)

・テキスト

・テキスト解説映像

スクーリング(通学・オンライン)

・講義

・ロールプレイ&ワーク

  受験安心サポート

  ・講師常駐のオンライン自習室

  ・実践力強化教材

 

通信教育では、解説映像とテキストでキャリアコンサルタントに求められる知識を体系的に習得できます。

一方、スクーリングは、グループワークやロールプレイなどを通じた実習が中心です。「通学クラス」と「オンラインクラス」から、ご自身に合った学習スタイルを選択でき、キャリアコンサルタントに必要な技能を体感しながら身につけられます。

また、受験安心サポートとして「オンライン自習室」と「実践力強化教材」があり、講師常駐のオンライン自習室は、定期的に開室しています。実践力強化教材は、現場でも必須の知識・技能を更に高められる点が特徴です。

さらに、試験合格に向けて活用できる教材が揃っているだけでなく、合格後も実務に活かせる情報提供を行っています。

日本マンパワーでは、講座の特徴を短時間で知りたい方向けに、オンライン開催の説明会もご用意しています。キャリアコンサルタント資格に興味のある方や養成講座の特徴を詳しく知りたい方は、ご都合の良い開催地・時間帯で日本マンパワーの講座説明会にご参加ください。

 

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