キャリアコンサルタントLibrary
人の力になりたいという気持ちが原動力!それが社会の役に立つのがキャリアコンサルタント資格です!!
キャリアコンサルタントとは
キャリアコンサルタントと年齢の関係は?資格取得状況や働き方、目指すメリットを解説

なお、キャリアコンサルタントに関する最新情報を収集したい場合は、説明会への参加がおすすめです。
キャリアコンサルタントの受験資格に年齢制限はあるのか
キャリアコンサルタント試験は、以下のうちいずれかを満たしていれば受験できます。
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・厚生労働大臣の認定講習を修了する
・キャリア相談に関する3年以上の実務経験がある
・キャリアコンサルティング技能検定の学科試験か実技試験に合格している
受験資格からわかるように、キャリアコンサルタントに年齢制限はありません。
出典:厚生労働省「 キャリアコンサルタントになりたい方へ 」
キャリアコンサルタント有資格者の年齢別活動状況
2022年にキャリアコンサルティング協議会が実施した「第2回キャリアコンサルタント登録者の活動状況等に関する調査」によると、活動中のキャリアコンサルタントの人数別の割合は、50代が41.4%と最も多く、60代が25.7%、40代が21.9%、30代が6.8%です。
40~60代で全体の約9割を占める状態で、活動の中心が40代以上とわかります。70代以上も3.6%存在しており、年齢が高くても活躍できる仕事であることが読み取れるでしょう。
日本マンパワーのキャリアコンサルタント養成講座の受講生は、50代が40%を占め、次いで40代が26%、30代が18%です。多くの方が年齢を重ねてからキャリアコンサルタントを目指して勉強しています。
出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「 第2回キャリアコンサルタント登録者の活動状況等に関する調査 」
キャリアコンサルタントも高齢化が進んでいる
労働政策研究・研修機構は、2022年実施の「第2回キャリアコンサルタント登録者の活動状況等に関する調査」の結果に関する経年変化のまとめとして、「30~40代が大きく減少し、50代がピークとなり、60代以上が増加するなど、高齢化の傾向が顕著だった。特に、男性では60代以上が増加し、女性では2006年に40代にあったピークが50代にシフトした」と述べており、全体の傾向としてキャリアコンサルタントの高齢化が進んでいるとの見解を示しています。少子高齢化による労働人口の減少は社会全体として続く見込みで、キャリアコンサルタントの高齢化の傾向は、今後も継続する可能性が高いでしょう。
出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「 第2回キャリアコンサルタント登録者の活動状況等に関する調査 」
年齢が高いことがメリットになることもある
キャリアコンサルタントは、主にキャリアや職業選択などの相談にのり、相談者が自分自身のキャリアビジョンを明確にし、実現するための行動をサポートする役割を担います。社会人経験が豊富なキャリアコンサルタントは、具体的なアドバイスができるため、相談者からの信頼を獲得しやすいメリットがあります。
一方で、キャリアコンサルタント自身の経験を相談者にあてはめてしまうことに注意する必要があるでしょう。
いずれにしても、キャリアコンサルタントは自分自身の社会人経験や人生経験を活かせる職業であることに違いなく、年齢が高いことが有利に働く場合があることが特徴です。
キャリアコンサルタントにとって年齢よりも大切なこと
キャリアコンサルタントとして活躍するには、年齢よりも重視されるポイントがあります。
具体的には、以下の3つです。
・信頼関係の構築
- ・プロとしての理論的背景を基にした豊富な知識
- ・相談者の内省を促すかかわり
- それぞれを詳しく解説します。
信頼関係の構築
相談者が安心して相談できるように、信頼関係を築くことが重要です。キャリアコンサルタントは基本的なカウンセリングスキルを習得し、相談者と関係構築する力が求められます。カウンセリングの基本的態度である「受容」「共感」「一致」の理解を深め、カウンセリングの場で実践できることが大切です。
カウンセリングの基本的態度を身につけたうえでカウンセリングに臨めば、相談者は安心して自分の意見を述べたり、感情を素直に表現したりできるでしょう。
プロとしての理論的背景を基にした豊富な知識
キャリアコンサルタントは、相談者の願いを正しく理解し、それに沿った支援をしなければなりません。同じ年代や職業の方でも、キャリアコンサルティングに求めるニーズが同じとは限りません。相談者自身が気付いていない「ありたい姿」に気がつけるようにかかわることが、キャリアコンサルタントの役割です。
そのためには、資格取得後も学び続ける姿勢を維持し、相談者が望む自分になれるようにかかわることができる存在でなければなりません。
相談者の内省を促すかかわり
内省とは、自分の考えや言動などを深くかえりみることです。カウンセリングを通じて相談者の内省を促すことで、相談者は自己理解を深め、自分自身について客観的に理解できるようになります。また、自分が何を望んでいるのか気付くことにもつながるため、将来の目標を設定したり、キャリアビジョンを考えたりする際に役立てられます。
キャリアチェンジでキャリアコンサルタントを目指すメリット
一般的に、年齢を重ねてからのキャリアチェンジは難しい印象があるかもしれません。
しかし、キャリアコンサルタントは社会人経験や人生経験が活かされる側面があるため、年齢にかかわらず目指すメリットがあります。主なメリットは以下です。
- ・年齢制限なく働ける
- ・比較的試験の合格率が高い
- ・働き方に多様性がある
- それぞれを詳しく解説します。
年齢制限なく働ける
就業にあたって年齢制限が設けられていたり、体力的に高齢になってからの就業が難しかったりする職業は多くありますが、キャリアコンサルタントは年齢に関係なく活躍できる数少ない仕事の1つです。健康寿命が延びる中、年齢を重ねてからもやりがいを持って続けられる仕事があるかどうかは人生の質を左右するポイントとなるでしょう。
比較的試験の合格率が高い
キャリアコンサルタント試験は、国家資格の中でも比較的合格率が高く、取得を目指しやすい資格の1つです。キャリアコンサルタント試験は、特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会および特定非営利活動法人日本キャリア開発協会の2つの団体で実施されています。直近の3回分のキャリアコンサルタント試験の合格率は以下です。
キャリアコンサルタント試験の合格率
実施時期 |
学科試験の 合格率 |
実技試験の 合格率 |
同時受験者の合格率 |
52.6% |
65.4% |
45.4% |
|
63.7% |
66.5% |
51.7% |
|
65.5% |
62.2% |
50.7% |
出典:厚生労働省「 キャリアコンサルタント試験結果の概要 」
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働き方に多様性がある
多様な働き方の選択肢があることも、キャリアコンサルタントのメリットです。
- ・民間企業の人事部門で働く
- ・ハローワークやジョブカフェなどの公的機関で働く
- ・大学や専門学校などの教育機関で働く
上記のように、様々な活躍の場があります。雇用形態も正社員、非正規社員、フリーランスなど、様々です。自分自身のライフスタイルやニーズに合わせて選択できます。
また、必ずしも専業で働く必要はなく、副業として働くことも可能です。厚生労働省が2023年に発表した調査内容によると、専任・専業は約4割、兼任・兼業は約6割と、兼業の方が多い結果となりました。
出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「 第2回キャリアコンサルタント登録者の活動状況等に関する調査 」
キャリアコンサルタントを目指す手順・方法
キャリアコンサルタントになるには、以下のステップを踏む必要があります。
1.養成講座を受講・修了してキャリアコンサルタント試験の受験資格を満たす
2.キャリアコンサルタント試験に合格する
3.キャリアコンサルタント名簿に登録する- それぞれの詳細を解説します。
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養成講座を受講・修了してキャリアコンサルタント試験の受験資格を満たす
先述の通り、キャリアコンサルタントの受験資格は以下のいずれかです。
- ・厚生労働大臣の認定講習を修了する
- ・キャリア相談に関する3年以上の実務経験がある
- ・キャリアコンサルティング技能検定の学科試験か実技試験に合格している
キャリアコンサルティング技能検定を受験するには実務経験が必要ですが、未経験の場合、実務経験を積むには時間がかかります。そのため、キャリアチェンジでキャリアコンサルタントを目指すなら、養成講座を受講して受験資格を得る方法がおすすめです。
キャリアコンサルタント養成講座の詳細を知りたい方は、ぜひ一度説明会へご参加ください。 -
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キャリアコンサルタント試験に合格する
キャリアコンサルタント試験は年に3回実施されます。学科試験と実技試験の両方に合格しなければなりません。
なお、キャリアコンサルタントの試験は、以下の2つの機関が実施しています。 -
- ・特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会
・特定非営利活動法人日本キャリア開発協会
実施日や受験地から自分にあった実施機関で受験しましょう。キャリアコンサルタント名簿に登録する
キャリアコンサルタントは名称独占資格で、キャリアコンサルタントを名乗るには、名簿への登録が必要です。合格後は速やかにキャリアコンサルタントWebサイト登録センターから手続きしましょう。キャリアコンサルタントの年収はどのくらい?
キャリアコンサルタントへのキャリアチェンジにより、年収がアップするかどうか気になる方もいるでしょう。
厚生労働省「職業情報提供サイト jobtag」によると、キャリアコンサルタントの全国平均年収は約551万円です※1。
国税庁の2023年の調査によると、日本人の給与所得者の平均年収は460万円です※2。よってキャリアコンサルタントは日本人の平均以上の年収とわかります。
ただし、キャリアコンサルタントの全国平均年収のデータには、資格取得前から高収入の方が含まれていることを留意してください。
※1出典:厚生労働省「 職業情報サイト jobtag 」
※2出典:国税庁「 令和5年分 民間給与実態統計調査 」キャリアコンサルタントを目指すなら日本マンパワーの養成講座がおすすめ
キャリアコンサルタントを目指すなら、養成講座を受講して受験資格を得る方法がおすすめです。 - ・特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会
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日本マンパワーのキャリアコンサルタント養成講座は厚生労働大臣の認定講習で、受講・修了すると国家資格キャリアコンサルタントの受験資格が得られます。特徴は以下の通りです。日本マンパワーの養成講座の特徴
・成長支援の考え方が学べるカリキュラムや選べる学習スタイル
・振替制度やオンライン自習室などの充実したサポート体制
・専門講座を修了し試験に合格した実践経験豊富な講師陣日本マンパワーの講座は、「通信教育」と「スクーリング」の2つがセットです。
さらに、受験安心サポートも充実しています。通信教育(eラーニング) テキスト
テキスト解説映像
スクーリング(通学・オンライン)
講義
ロールプレイ&ワーク
受験安心サポート 講師常駐のオンライン自習室
実践力強化教材
通信教育では、解説映像とテキストでキャリアコンサルタントに求められる知識を体系的に習得できます。
一方、スクーリングは、グループワークやロールプレイなどを通じた実習が中心です。「通学クラス」と「オンラインクラス」から、ご自身に合った学習スタイルを選択でき、キャリアコンサルタントに必要な技能を体感しながら身につけられます。
受験安心サポートとして、オンライン自習室と実践力強化教材があり、講師常駐のオンライン自習室は、定期的に開室しています。実践力強化教材は、現場でも必須の知識・技能を更に高められる点が特徴です。
また、試験合格に向けて活用できる教材が揃っているだけでなく、合格後も実務に活かせる情報提供を行っています。
当講座の受講生には、キャリアチェンジをしたい方や、定年退職後のセカンドキャリアで資格を活かしたい40代、50代の受講生も多くいるため、ぜひ受講をご検討ください。
日本マンパワー「キャリアコンサルタント養成講座」の受講生内訳
※画像引用:日本マンパワー 「【プレスリリース】日本マンパワー「キャリアコンサルタント養成講座」受講生が1999年の開講以来のべ4万人を突破」 -
日本マンパワーでは、講座の特徴を短時間で知りたい方向けに、オンライン開催の説明会もご用意しています。キャリアコンサルタント資格に興味のある方や養成講座の特徴を詳しく知りたい方は、ご都合の良い開催地・時間帯で日本マンパワーの講座説明会に参加してみてはいかがでしょうか。
養成講座を受講してキャリアコンサルタントを目指そう
キャリアコンサルタントは年齢にかかわらず目指せる職業です。実際に、多くの方が年齢を重ねてからキャリアコンサルタントとして活躍しています。
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キャリアコンサルタントの受験資格を得るためには、養成講座の受講がおすすめです。日本マンパワーは、日本で最初にキャリアコンサルタント養成講座をスタートさせ、25年以上の実績があります。まずは説明会へご参加ください。
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