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人の力になりたいという気持ちが原動力!それが社会の役に立つのがキャリアコンサルタント資格です!!
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キャリアコンサルタント資格の有効期限は?更新の要件や申請の流れも解説

キャリアコンサルタントの登録を維持するためには、要件を満たしたうえで5年ごとに更新手続きが必要です。定期的に更新することで、キャリアコンサルタントとしての知識・技能を高められます。
なお、日本マンパワー(当社)ではキャリアコンサルタント養成講座を開設しており、講座に関する無料の説明会を開催しています。興味がある方は、まず説明会にご参加ください。
目次
国家資格キャリアコンサルタントの有効期限 キャリアコンサルタントの登録を更新するための要件|更新講習の受講・修了 更新講習の免除措置とは? キャリアコンサルタントの更新に必要な費用 キャリアコンサルタントの更新手続きの流れ 日本マンパワーはキャリアコンサルタント資格取得後も手厚いサポートをご用意 継続的な学習でキャリアコンサルタントとしての資質を維持しよう国家資格キャリアコンサルタントの有効期限
キャリアコンサルタントの登録を継続するためには、5年ごとに更新が必要です。自動更新ではないため自身で申請手続きを行う必要があります。
更新申請が可能な期間は、登録満了日の90日前から30日前までの間です。登録満了日までではなく、「登録満了日の30日前まで」に申請する必要がある点に注意してください。
なお、有効期間満了日は、キャリアコンサルタントの登録証にて確認できます。
キャリアコンサルタントの更新手続きをしないとどうなる?
申請受付期間中に申請しなければ、キャリアコンサルタントの登録が更新されず、資格が失効してしまいます。
資格が失効した場合は、後述する「更新講習(知識講習8時間以上、技能講習30時間以上)」を受講・修了したうえで以下の書類を添付すれば、新規登録が可能です。
●キャリアコンサルタント試験または技能検定キャリアコンサルティング職種(1級または2級)の学科試験および実技試験の合格証
●更新講習の修了証
キャリアコンサルタントの登録を更新するための要件|更新講習の受講・修了
キャリアコンサルタントの登録を更新するためには、5年間の更新期間内に厚生労働大臣が指定する更新講習を受講・修了しなければなりません。
ただし、更新講習の受講・修了には、免除措置が設けられています。免除措置については「更新講習の免除措置とは?」で解説します。
更新講習は「知識講習」と「技能講習」で構成され、更新期間内に合計38時間以上の受講・修了が必要です。
項目 | 必要な受講・修了時間 |
知識講習 | 8時間以上 |
技能講習 | 30時間以上 |
合計 | 38時間以上 |
また、技能講習は合計30時間の受講・修了が必要であるため、自身の経験や活動領域などに応じた計画的な受講が求められます。
日本マンパワーでは、有資格者の方々の更なるスキルアップをサポートする更新講習をご用意しています。ラインナップも豊富なので、自身の経験・実績や都合に合わせて学習を進めていただけます。
知識講習
知識講習は、キャリアコンサルタントの知識維持を図るための講習です。キャリアコンサルタントの登録を更新するための要件として、8時間以上の受講・修了が求められています。
知識講習に含まれる科目
● 職業能力の開発(リカレント教育を含む)の知識
● 企業におけるキャリア形成支援の知識
● 労働市場の知識
● 労働政策及び労働関係法令並びに社会保障制度の知識
● 学校教育制度及びキャリア教育の知識
● メンタルヘルスの知識
● 中高年齢期を展望するライフステージ及び発達課題の知識
● 個人の多様な特性の知識
● その他キャリアコンサルティングを適正に実施するために維持を図ることが必要な知識
日本マンパワーの知識講習では、更新要件として必要な知識講習8時間を満たすだけでなく、キャリアコンサルタントとして有益な知識を学べます。
技能講習
技能講習は、技能の維持を図るための講習です。キャリアコンサルタントの登録を更新するための要件として、30時間以上の受講・修了が求められています。
受講者によってキャリアコンサルタントとしての経験や活動分野などが異なるため、受講者自身が一定の科目の範囲内から必要な科目を選択して受講する仕組みです。
キャリアコンサルティングに関する基本的な技能 |
1.カウンセリングの技能 2.グループアプローチの技能 3.キャリアシートの作成指導及び活用の技能 4.相談過程全体の進行の管理に関する技能 |
相談過程において必要な技能 |
1.相談場面の設定 2.自己理解の支援 3.仕事の理解の支援 4.自己啓発の支援 5.意思決定の支援 6.方策の実行の支援 7.新たな仕事への適応の支援 8.相談過程の総括 |
更新講習の免除措置とは?
キャリアコンサルタントの登録を更新するためには、更新講習の受講・修了が必要ですが、一定の要件を満たすと一部または全部が免除されます※。
更新講習が免除される要件
- ①技能検定キャリアコンサルティング職種1級に合格したキャリアコンサルタントから実務に関する指導を受けた
- ②キャリアコンサルティングの実務に従事した
- ③技能検定キャリアコンサルティング職種(1級・2級)に合格した
※出典:特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会 キャリアコンサルタント登録センター「
登録の更新申請│更新申請について
」
①技能検定キャリアコンサルティング職種1級に合格したキャリアコンサルタントから実務に関する指導を受けた
技能検定キャリアコンサルティング職種1級に合格したキャリアコンサルタントから実務に関する指導を受けた時間は、10時間を上限に技能講習を受けたとみなされます。
キャリアコンサルタントから実務に関する指導を受けたかどうかは、以下の要件を基準に個別に判断されます。
● 指導者が技能検定キャリアコンサルティング職種1級に合格しており、かつキャリアコンサルタントである
● 1対1または少人数(おおむね6名以下)で、対面・応答的方式による指導である
● 被指導者がキャリアコンサルタントとして従事した事例に基づく指導である
● 指導者が被指導者のキャリアコンサルタントとしての課題や目標を把握し、これを踏まえて個別・具体的な指導を行っている
②キャリアコンサルティングの実務に従事した
キャリアコンサルティングの実務に従事した時間は、10時間を上限に技能講習を受けたとみなされます。実務に従事したかどうかは、以下の要件を基準に個別に判断されます。
● キャリアコンサルティングによる支援対象者が「労働者」である
● 相談の内容・目的が職業の選択、職業生活設計、職業能力開発・向上に関するものである
● キャリアコンサルティングが1対1、または少人数(おおむね6名以内)で行われるものである
③技能検定キャリアコンサルティング職種(1級・2級)に合格した
技能検定キャリアコンサルティング職種(1級・2級)に合格した方は、更新講習の一部または全部が免除されます。免除の内容は以下の通りです。
対象者 |
免除される内容 |
キャリアコンサルタントとして登録した後に技能検定キャリアコンサルティング職種(1級・2級)に合格した方 |
合格後5年以内の更新に必要な更新講習(知識講習・技能講習)が免除される |
技能検定キャリアコンサルティング職種1級を所持している方 |
毎更新時の技能講習が免除される |
キャリアコンサルタントの更新に必要な費用
キャリアコンサルタントの更新にかかる費用は、「更新講習受講料」と「更新手数料」の2つです。
項目 |
内容 |
更新講習受講料 |
講習実施機関によって異なる |
更新手数料 |
8,000円(非課税) |
更新の要件を満たしたうえで、厚生労働大臣が指定した登録機関である特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会の「キャリアコンサルタント登録センター」に申請を行い、更新手続きを行います。流れは以下の通りです。
更新手続きの流れ
- ① 更新講習の情報を入力・更新講習の修了証をアップロードする
- ② キャリアコンサルタント登録更新申請書をアップロードする
- ③ 申請を行って更新手数料を支払う
- ④ 審査実施後に登録証が郵送される
①更新講習の情報を入力・更新講習の修了証をアップロードする
キャリアコンサルタント登録センターのマイページにログインし、更新に必要な情報(個人情報や更新講習の受講情報など)を入力しましょう。住所や勤務先などの個人情報が変わっている場合は、登録情報を修正したうえで更新申請を行う必要があります。
次に、更新講習の修了証をアップロードします。
項目 |
アップロードの要件 |
画像サイズ |
2MB以内 |
ファイル形式 |
「png」、「jpg」、「pdf」 |
なお、免除の申請を行う場合は、修了証とあわせて、免除の要件を満たしていることがわかる証明書のアップロードが必要です。
● 1級キャリアコンサルティング技能士による実務に関する指導証明書
● 実務従事に関する証明書
● 技能検定キャリアコンサルティング職種(1級・2級)の合格証明書
②キャリアコンサルタント登録更新申請書をアップロードする
続いて、キャリアコンサルタント登録更新申請書の画像をアップロードします。
登録更新申請書の様式は、マイページの「提出書類等」ボタンから出力できます。出力できる期間は、有効期間満了の90日前から30日前までの間です。
申請書に入力されている自宅住所や勤務先などの情報に間違いがないか、よく確認しましょう。
③申請を行って更新手数料を支払う
マイページ内にある「更新」ページの「更新申請はこちら」ボタンをクリックし、申請を行います。申請後、更新手数料の支払いページが開くため、クレジットカード、またはコンビニ・ペーパーレス決済のいずれかで支払いましょう。
更新手数料の入金確認が完了すると、更新申請が確定します。なお、コンビニ・ペーパーレス決済は、入金情報がセンターに届くまで数日かかります。
④審査実施後に登録証が郵送される
申請後、キャリアコンサルタント登録センターで審査が実施され、約4週間後にメールで結果が届きます。審査完了後、さらに4週間程度で登録証が郵送されます。
登録証が届いたら、更新前のキャリアコンサルタント登録証は自身で処分しましょう。
日本マンパワーはキャリアコンサルタント資格取得後も手厚いサポートをご用意
日本マンパワーでは、有資格者の方々の更なるスキルアップをサポートする更新講習をご用意しています。豊富なラインアップから自身の経験や活動分野、実績に応じて計画的にご受講いただけるので、ぜひご検討ください。
なお、これからキャリアコンサルタント資格取得を目指したい方は、日本マンパワーのキャリアコンサルタント養成講座受講をご検討ください。当講座は厚生労働大臣の認定講習で、受講・修了すると国家資格キャリアコンサルタントの受験資格が得られます。特徴は以下の通りです。
日本マンパワーの養成講座の特徴
● 成長支援の考え方が学べるカリキュラムや選べる学習スタイル
● 振替制度やオンライン自習室などの充実したサポート体制
● 専門講座を修了し試験に合格した実践経験豊富な講師陣
さらに、受験安心サポートも充実しています。
通信教育(eラーニング) |
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スクーリング(通学・オンライン) |
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受験安心サポート |
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一方、スクーリングは、グループワークやロールプレイなどを通じた実習が中心です。「通学クラス」と「オンラインクラス」から、自身に合った学習スタイルを選択でき、キャリアコンサルタントに必要な技能を体感しながら身につけられます。
受験安心サポートとして「オンライン自習室」と「実践力強化教材」があり、講師常駐のオンライン自習室は、定期的に開室しています。実践力強化教材は、現場でも必須の知識・技能をさらに高められる点が特徴です。
また、試験合格に向けて活用できる教材がそろっているだけでなく、合格後も実務に活かせる情報提供を行っています。
日本マンパワーでは、講座の特徴を短時間で知りたい方向けに、オンライン開催の説明会もご用意しています。キャリアコンサルタント資格に興味のある方や養成講座の特徴を詳しく知りたい方は、ご都合の良い開催地・時間帯で日本マンパワーの講座説明会にご参加ください。
継続的な学習でキャリアコンサルタントとしての資質を維持しよう
キャリアコンサルタントの登録を継続するためには、5年ごとに更新の手続きが必要です。計画的に更新講習を受講・修了し、申請受付期間中に忘れず手続きを行いましょう。
キャリアコンサルタントとしての資質を確保していくためには、資格取得後も継続的な学習が求められます。
日本マンパワーでは、習得した知識・技能をブラッシュアップしていただくため、受講生の方の経験や活動分野、実績に応じた豊富な更新講習をご用意しています。キャリアコンサルタントとしてのスキルアップに、ぜひ日本マンパワーの更新講習をご検討ください。
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