活躍事例として、キャリアコンサルタント・CDAへインタビューした内容をご覧いただけます。
「新しい時代のキャリア開発とは」イベントレポート
Event Report
- 國分 一行 氏
- 厚生労働省・人材開発統括官付キャリア形成支援室長
厚生労働省・人材開発統括官付キャリア形成支援室長。
1993年4月 旧労働省入省(心理職)。
2021年7月から現職(キャリアコンサルティングやジョブ・カード制度などの企画立案・制度運用を担当)。
キャリア形成支援に関しては2006年4月〜2008年3月にも担当。
これまで厚生労働省で、ハローワークサービスの推進、職業訓練受講者の支援、
若年者・新規学卒者の就職支援等の業務を経験。その他、在韓国日本大使館や、秋田労働局、広島労働局、高齢・障害・求職者雇用支援機構でも勤務。
1.コロナ禍と”はたらく”を取り巻く環境の変化
※本レポートは、2022年2月13日に実施したイベントの概要をまとめたレポートです。
本イベントでは厚生労働省 キャリア形成支援室 國分室長をお招きし、
企業内でのキャリア開発をテーマに今後の動向について伺いました。
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まず「“はたらく”を取り巻く環境の変化」 × 「キャリア形成支援」ということで、簡単に現状を確認したいと思います。
今「はたらく」ということを取り巻く環境が急速に変わってきている中で、一番の大きな変化が、「コロナ禍」によって、働くことにゆらぎが生じているということです。
〜中略〜
また、環境が急速に変化する中で、労働者と企業の双方が協働で、自律的なキャリアについて積極的に考えていかなければならないということです。
〜中略〜
特にキャリアコンサルタントには、双方に寄り添いながら、労働者・企業の仲立ち、媒介をする、伴走者としての役割が期待されると考えています。
<イベントレポートの一部要約>
※下部にイベントレポート完全版ダウンロードの案内あり
2.キャリアコンサルタントの現状と課題
国家資格制度の開始から6年近く経っていますが、去年の9月末現在で約6万人の方に登録をいただいています。引き続き養成者の数を増やしていくというだけでなく、質・専門性の向上を図っていく必要があると感じています。
〜中略〜
理論だけではなくて、その理論に裏打ちされた実践的な能力が求められるということです。理論と実践の相互作用により自身の成長につなげ、さらにはこういった一人ひとりの成長が、全体のキャリアコンサルタント、業界として社会として波及効果・相乗効果を生むことを期待しています。
<イベントレポートの一部要約>
※下部にイベントレポート完全版ダウンロードの案内あり
3.キャリア支援施策の今後の展開 〜企業におけるキャリアコンサルタントの活躍に向けて〜
これは昨年の12月末に、私どもの労働政策審議会の中の人材開発分科会というものがありまして、学識の方、それから労使、労働組合の方、それから経営者団体の方に集まっていただく審議会の中で、報告をまとめていただいたものです。
外部労働市場、それから内部労働市場の両方で関係者の協働によって、個人、企業、さらには、経済社会の成長に繋がる自律的、主体的かつ継続的な学びの好循環を実現していくことが必要だと書いています。
〜中略〜
私どもとしても、そういったことで皆様方と手を携えて取り組んでいければと思っておりますので、今後ともご支援、お力添えをお願いしたいと思います。
【関連リンクのご案内】
厚生労働省 ホームページ(キャリアコンサルティング・キャリアコンサルタント)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/career_consulting.html
厚生労働省 ホームページ(人材開発)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/index.html
厚生労働省 労働政策審議会(人材開発分科会)
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-rousei_126986.html
<イベントレポートの一部要約>