活躍事例として、キャリアコンサルタント・CDAへインタビューした内容をご覧いただけます。
キャリアコンサルタントへの期待（日本キャリア開発協会 佐々木好さん）
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- 佐々木 好 氏
- 特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会（JCDA） 事務局長
- 所属先： 特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会
大学を卒業後、外資系企業、国際機関など、多国籍の人材が活躍する組織で人材育成、組織開発に携わる。
2012年より日本キャリア開発協会、現在は事務局長を務める。
JCDA認定ピアファシリテーターアドバイザーとして、キャリアカウンセラーの継続学習や成長を支援。
アジアをはじめとする海外でCDA事業を展開するのが夢。
コロナ禍により環境の変化が激しくなっています。どのように捉えていますか。
環境の変化はポジティブなこともあると思いますが、新型コロナウィルス感染による変化への対応は、多くの人にとって不本意、不自由な変化を強いられた側面も大きいと思います。適応への疲れや、先が見えないことへの不安があって当然のように思います。
また、職業によっては出番を奪われてしまったり、過剰に役割を負わされてしまったり、いまだに混乱の日々を過ごしておられる方々も多くいらっしゃると思います。
これまで以上に、社会の中で「思いやり」や「いたわり」、「分かち合い」の精神が必要だと感じています。
今後、キャリアコンサルタントにどのような期待をされますか？
個人的には、より社会的に困難な状況に置かれている方々に寄り添って頂きたいという思いはありますが、そもそも役割は自分自身で決めていくものかと思います。
ご自身がキャリア支援をしている場面を想像したときに、どんな人たちの顔が脳裏に浮かぶのか、その人たちに自分はどんな役割を果たしていきたいのか・・・ご自身がキャリアカウンセリングを受けてしっかり考えてみることもよいのではないでしょうか。
ご自身の想いを信頼できる他者に聴いて頂くことで、自分のエネルギーを実感し、観えてくるものがあるように思います。
これからキャリアコンサルタントを目指される方にメッセージをいただけますか？
JCDA（
日本キャリア開発協会
）では、社会貢献事業の一環として、2019年から（公財）日本対がん協会さまと共催で、「がんになった経験を社会に活かそう〜自分のため・誰かのため〜」というテーマで働く世代のがん患者さん向けにイベントを開催しています。
自分の経験には意味がある、人には経験を糧にして未来を創っていく力が備わっていると信じて、支援活動を広げていこうとしています。皆さんのキャリアに関する悩みや心が揺らいだ経験にも、ご自身の大切な心の命が背景に控えていると思います。
キャリアカウンセリングを共に学び、一緒に社会に展開していきましょう。
日本マンパワーは1999年からのべ4万人の受講者を輩出しました。今後の期待をお聞かせください。
まずは、日本マンパワー様の4万人の受講生の輩出に心から敬意を表します。
キャリアカウンセリングを学んだ仲間たちがそんなにたくさんいることに心強さを覚えます。養成団体さまへの期待としましては、キャリア形成支援とは、「職業」にかかる支援に留まらないということを様々な形でお伝え頂けるとありがたいと思います。キャリア支援者の養成は、新しい文化や幸せな未来を創っていく取り組みだと思っております。
キャリアカウンセリングがもたらす可能性をこれからも共に追及していきたいと願っております。