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キャリアコンサルタント・CDAにインタビュー

人の力になりたいという気持ちが原動力!それが社会の役に立つのがキャリアコンサルタント資格です!!

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キャリアコンサルタントへの期待(学習院大学 今野浩一郎先生)

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  • 今野 浩一郎 氏
  • 一般財団法人ACCN 代表理事、学習院大学 名誉教授、学習院さくらアカデミー長

所属先:
一般財団法人ACCN 代表理事、学習院大学 名誉教授、学習院さくらアカデミー長

一般財団法人ACCN 代表理事
学習院大学 名誉教授
学習院さくらアカデミー長

1971年3月東京工業大学理工学部工学科卒業、73年東京工業大学大学院理工学研究科(経営工学専攻)修士課程修了。73年神奈川大学工学部工業経営学科助手、80年東京学芸大学教育学部講師、82年同助教授。92年学習院大学経済学部経営学科教授。2017年学習院大学 名誉教授、学習院さくらアカデミー長。
主な著書に、『正社員消滅時代の人事改革』(日本経済新聞出版社)、『高齢社員の人事管理』(中央経済社)など多数。

コロナ禍により環境の変化が激しくなっています。どのように捉えていますか。

コロナ禍が働く人に残した最も重要なことは、長い職業生活のなかでは「何が起こるか分からない」意識を残したことにあるように思います。
「いまが将来も続く」安定した仕事の世界に生きると考えるのか、「何が起こるか分からない」不確実な仕事の世界に生きると考えるのかによって、働く人がとるべき「働く戦略」は異なります。
働く人にとって、働き方がどう変わるかも重要ですが、不確実な仕事の世界でイキイキと働き続けるには、「どのような仕事の場で、自分の何を持って貢献するのか」の観点から「働く戦略」をどう立てるのかが問われているということが重要であるように思います。

2.キャリアコンサルタント資格をどのように活かしていますか

この個人の「働く戦略」の作成を支援することはキャリアコンサルタントの重要な役割です。働く世界が不確実なほど、何が正解かが分かりにくく「働く戦略」をたてることが難しくなりますが、だからこそ「働く戦略」を立てることが重要であり、それを支援するキャリアコンサルタントの役割が大きいのです。
とくに二つのことが重要であると思います。
第一は、不確実な働く世界の状況を正確に伝えることです。それは、その状況が働く人の提供する労働サービスの買手が何を求めているのかを示しているからです。
第二は、働く人が働く世界のなかで「(「顧客」に対して)何を提供して生きるのか」(つまり「何をもって自分を売り込むのか」)を深く考えることを促し、働く人が考えることを支援することです。

これからキャリアコンサルタントを目指される方にメッセージをいただけますか?

キャリアコンサルタントになるために、あるいは国家資格を取得するために習得した知識・能力・スキルは大切な道具ですが、あくまでも道具にすぎません。
その道具を誰に対して、何のために使いたいのかを考えてキャリアコンサルタントを目指していただきたいと思います。

日本マンパワーは1999年からのべ4万人の受講者を輩出しました。今後の期待をお聞かせください。

養成されたキャリアコンサルタントの質が高いか低いかは、最終的にはキャリアコンサルタントさらにはキャリアコンサルタントの養成機関が決めることではなく、キャリアコンサルティングというサービスを提供された「顧客」が決めることです。
「顧客」からみて優れたキャリアコンサルタントとは何か、たとえばキャリアコンサルタントのコンピテンシーとは何かという視点をもつことが必要であるように思います。

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