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キャリアコンサルタント・CDAにインタビュー

人の力になりたいという気持ちが原動力!それが社会の役に立つのがキャリアコンサルタント資格です!!

活躍事例として、キャリアコンサルタント・CDAへインタビューした内容をご覧いただけます。

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キャリアコンサルタントへの期待(講座第一期生 浅川正健さん)

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  • 浅川 正健 氏
  • 浅川キャリア研究所所長(キャリアカウンセラー(CDA)養成講座第一期生)

所属先:浅川キャリア研究所所長(講座第一期生)

1973年、慶應義塾大学卒業後、伊藤忠商事に入社。エネルギー本部で海外駐在9年を含む17年間営業の第一線で活躍。1990年に人事部に異動。
キャリアカウンセリングに関心を持ち、2000年に1期生としてCDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)の資格を取得。伊藤忠において日本初の全社員対象のキャリアカウンセリング室立ち上げに尽力。2002年7月に正式に開設し初代室長に就任。2015年に退社後は浅川キャリア研究所を設立し所長に就任。厚生労働省研究会の委員活動、全国での講演やセミナー、企業へのアドバイス、大学での授業、取材、執筆など「企業内キャリアコンサルティング普及」をライフワークに精力的に活動している。
CDA、国家資格キャリアコンサルタント。
ダイヤモンド社より『企業内キャリアコンサルティング入門』を上梓。

コロナ禍により環境の変化が激しくなっています。どのように捉えていますか。

公私にわたってイキイキ、キラキラと日々を送るのが幸せ、と気づいてもらう支援役であるキャリアコンサルタントの役割は、従来以上に大切になると感じています。
一人一人が気づきから自ら考え、行動するための支援、それが組織に資するものでもあることを企業が気づく。そんな「個」から「組織」に資する活動が、変革の時代には非常に重要です。
時代の変化を先取りして学び続け、仲間同士で支えあい、目の前の社員から企業へ、結果として家庭も社会も輝いていく、そのような日本を見ることができる素晴らしい仕事なのです。
経営の視点も忘れないが、目の前の社員の現場の視点から支えることに誇りを持って充実した活動をしていただきたいと思います。
旧来型の古い価値観、数字だけを期待する企業内に根強く残る文化を超えて、「ひと」「成長」「貢献」をテーマに、目の前の方の声を聴いて、もっと聴いて、その上で「訊く」ことや「情報提供」で軽く背中を押す場面など、柔らかい考え方、姿勢でキャリア相談に乗っていただければ幸いです。

これからキャリアコンサルタントを目指される方にメッセージをいただけますか?

まずは「人を助ける」ため、から入るのではなく、「自らをしっかりと見つめ」「何をしたいのか、何ができるのか、そのために何を学び、身につけなくてはならないのか?」を考えてもらえると嬉しいですね。
資格を取得したら、日々、人のために、と考えて目の前の話を聴いていると、それは組織のどこから起きてきている問題かが見えてきます。
また時代の変化をしっかりと把握し、世界は、違う社会ではこれから何が起きるのか?を意識していると、素晴らしい質問につながり、相談者の気づきにつながります。
この「個」から「組織」へ、という活動・仕事は、高齢になっても充実した日々が送れるのです。実は、「悩み」はみんなあります。
でも話を聴いてもらえる場を持たない、相手がいない方がとても多いのです。どうぞ人を支えるという「夢」を大切に、心からチャレンジを続けて下さい。

日本マンパワーは1999年からのべ4万人の受講者を輩出しました。今後の期待をお聞かせください。

受講の前、受講中、終了後の各時期に、実務経験を持つキャリアコンサルタントからの「苦しかった思い」「それをどのように乗り越えたか」「今何を誇りに思っているか」といった声を聞かせてあげて下さい。
また組織の中で、キャリアコンサルタントの話を真剣に聴く気持ちを持たない経営者、人事部長にどうすれば「気づき」を差し上げられるか?そこを具体的に示し、考えてもらうようにするなど、大事なポイントをしっかりと伝え、養成して上げて下さい。
熱い思いでチャレンジした方が、資格取得後、その熱い思いを捨てざるをえなかったり、更新する必要性を感じないとか、どんな形でもキャリアコンサルティングを活かして活動していきたいと思えない状況が多いのは大変残念なことです。
更に、キャリアコンサルタントという役割そのものが、自分の人生を有意義で生きがいに満ちたものであることを是非具体的に教えて差し上げて欲しいと思います。
敢えて提案として付け加えれば、資格取得後、少人数での勉強会というスタイルにとどめず、オンラインでの学習やビデオでの学習。加えて、メンターとして必ずCDAを一人付けるなどして、相談できる幸せをキャリアコンサルタントにこそ味合ってもらえればと思います。
CDA20年、これまでの関係の皆さまへの感謝の気持ちを込めてお願いします。
(2020/12)

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