活躍事例として、キャリアコンサルタント・CDAへインタビューした内容をご覧いただけます。
より深く、より厚く支援する力と仲間
独立・フリー
- 原田 太 氏
- キャリアコンサルタント・ＣＤＡ [北海道]
- 所属先：ぽぷら社会保険労務士法人
ぽぷら社会保険労務士法人にて社会保険労務士として活動中。大手コンビニエンスストア北海道地区の労務監査や介護施設・建設業・水産物検査会社やデパート等、ジャンルを問わず様々な企業様に対し労務管理のコンサルティングや研修講師を行っている。
１．キャリアコンサルタント資格に興味を持ったきっかけを教えてください
２９歳のときに社会保険労務士となり、労務管理コンサルタントして活動をしていました。順調に活動を続けておりましたが、１０年経過した位の時から、クライエントであるいくつかの会社様から「従業員の心の病」と「新卒採用者の早期退職」という２つの大きな悩み相談を立て続けに受けるようになりました。 当然、当時の私には専門的な知識も対応策も持ち合わせておりませんでした。自分自身このままでは相談相手になれないので「何とかしなければ」と思ったのが資格取得のきっかけです。
２．キャリアコンサルタント資格をどのように活かしていますか
現在も社会保険労務士として仕事をしていますが、資格取得前と後ではクライエントである会社様に対しての向き合い方が大きく変化したと感じています。
資格取得前を振り返ると、自分の過去の経験や同業種の勉強会など外部の情報などから仕入れたものの中だけで「諸規則の作成」や「最近の労務トラブルの動向を踏まえたアドバイス」・「会社の仕組みづくり」などを最適な支援はこれだと一方的に決めつけて行っていました。
資格取得後の今は、会社様の過去の状況やその時々の思ったこと、現在の思いを聴いた上で全てを考慮しながらその会社に合った支援を提供しています。その結果、会社様とはより強固な関係性を築けるようになりました。
３．ご自身にとってキャリアコンサルタント養成講座の受講や、資格取得はどのようなものですか
いつもと違うもう一つの顔と「チーム」を作らせてくれた資格だと感じています。会社様の悩みを聴き、事業主様と話しあった結果その会社で働く従業員の方々の内面まで支援が必要だとなった時には、正直自分一人ではその支援まですることは中々できません。しかしながら、同じキャリアコンサルタントとして繋がった仲間が「チーム」となり、その会社を支援することにより、社会保険労務士としての関わりだけでなく、企業の顧問キャリアコンサルタントとしての新しい関わり方も生まれてきました。
また、知り合いの社会保険労務士から同じような相談を受けた場合には、今度は自分がキャリアコンサルタントとしてその会社の支援を手伝う機会もできてきました。
４．最後に、受講検討中の皆さまへメッセージをお願いします
これからもクライエントである会社様、特に中小企業の会社様に対して支援をしていきたいと思っています。今後も少子化が進んでいきますと、中小企業では従業員の定着や採用が益々難しくなってくると思われます。しかしながら中小企業は会社の隅々まで事業主の目が行き届き、従業員や就職希望者一人一人の声を聴き、業務に反映し易いというメリットもあると思います。その強みを活かし、能力を最大限に発揮してもらえる魅力ある職場づくりを事業主様とともに行っていきたいと考えています。
そのためにはキャリアコンサルタントのスキルや志し、そしてそこで知り合った大切な仲間は欠かすことができません。