活躍事例として、キャリアコンサルタント・CDAへインタビューした内容をご覧いただけます。
〜転機をチャンスに変えた資格〜
独立・フリー
- 藤田 美輪 氏
- キャリアコンサルタント・ＣＤＡ [福岡県]
損保業界勤務の後、東京海上日動キャリアサービス（総合人材サービス企業）へ入社。7年間の勤務後、夫の転勤に伴い退職。北海道への転居を機会に独立。
現在はキャリアコンサルタントとして大学でキャリアデザイン講義を担当。また、企業での研修、ビジネスフォーラムでの講演を行う他、企業の顧問キャリアコンサルタントとして活動中。
趣味はジムで汗を流すこととゴルフ。夫と愛犬との３人暮らし。
１．キャリアコンサルタント資格に興味を持ったきっかけを教えてください
人材企業で勤務していた７年の間に多くの働き方に接してきました。その中でキャリアとは何かと考えさせられる場面が多々ありました。自分自身も損保業界在職時に会社合併という大きな出来事を経験し、属する組織が変わると価値観が大きく変わり、モチベーションにも影響することを知りました。そのような経験から人と仕事に関わる仕事をしている以上、その本質を突き詰めたいという思いからCDA資格を取ることを決意致しました。
２．キャリアコンサルタント資格をどのように活かしていますか
通学クラスが終了した直後に夫の北海道への転勤が決まり、自身の転機を迎えることになりました。それまではずっと組織に属した働き方をしてきましたが、この転機を次のステップに繋ぐべくチャンスだと捉え思い切って退職し北海道でCDA資格を取得しました。現在は資格を活かし大学でのキャリアデザイン講義を行う他、企業の人材育成に関する研修の講師、また企業の顧問キャリアコンサルタントとして人材育成、採用、人事制度に関わる仕事をしています。
CDA資格を取得したことにより、自分の理想に近い感覚で仕事ができることに喜びを感じています。
３．ご自身にとってキャリアコンサルタント養成講座の受講や、資格取得はどのようなものですか
世界を広げるどらえもんのポケットのようなものです。
まず、CDA仲間とのつながりにおいて全国どこに行っても学ぶことが出来ます。同じ心を持った同志とどこでも繋がっていられる安心感は挑戦する気持ちに大きな勇気を与えてくれます。
実際に東京から北海道に転居してからすぐに新しいCDA仲間と打ち解けることが出来ました。そのつてで仕事も人脈も広がっています。そのおかげでこれまで学んだ貴重な経験に加え新しく学ぶことも多く、たくさんの気づきが自分の人生の幅や奥行きを深くしてくれますし、クライエントへの対応にも良い影響が出ています。
CDA資格は個人が持っている潜在意識の中に潜む力を引き出してくれる大切な資格だと思っています。
４．最後に、受講検討中の皆さまへメッセージをお願いします
キャリアコンサルタントが国家資格になりましたが、知名度はまだまだ浸透しているとは言えません。弁護士や税理士のように個人の利益に直結した具体的成果が見えにくい点が原因かもしれません。言うまでもなく人生においてキャリアの意味を考えることはとても大切なのに、です。私はキャリアコンサルタントは労働者と企業、それぞれの視点から物事を見るべきだと思っています。クライアントは労働者のみならず企業・組織でもあり得ると考えています。私は将来的にキャリアコンサルタント事務所を開設し、企業・法人を対象にした顧問先を増やしたいと考えています。専門家によるキャリアコンサルティングが組織の当たり前の存在になるように。そのためにはカウンセリングの技能の向上はもちろん、労働市場の変革や個人を取り巻く環境の変化など仕事と人生に関わるどのような課題にも対応可能な知識と経験を積むべく努力したいと思います。