活躍事例として、キャリアコンサルタント・CDAへインタビューした内容をご覧いただけます。
キャリアアンカーを見つけて欲しかった
人事
- 森 美江 氏
- キャリアコンサルタント・ＣＤＡ [東京都]
新卒で飲料メーカーに入社、女性活躍プロジェクト推進委員、ダイバーシティ推進地区リーダー、人事部等を歴任。現在はマーケティング部に所属し、CM・広告等コンテンツの倫理審査を担当。業務の傍ら、2022年より自主活動で企業内大学の事務局メンバーとして若手社員と一緒に「挑戦する風土」の醸成を掲げ社員対象のセミナー等の企画・運営を実施。担当分野はミドルシニアのキャリア形成・ライフシフト・パラレルキャリア等。
１．キャリアコンサルタント資格に興味を持ったきっかけを教えてください
社内の40歳到達時のセルフキャリアドック研修で、自分にキャリアアンカーがないことがわかり愕然としたからです。このままでは定年まで働けないと不安になりましたが誰にも相談できず、気付いたら自分の「キャリアの棚卸し」をやっていました。それでわかったのは、「私は人と関わる仕事がしたい」ということでした。自分の経験から、キャリアで迷ったときに相談できる相手がいればどれだけ心強いだろうと考え、キャリア支援者を目指してキャリアコンサルタントの資格を取得しました。
２．キャリアコンサルタント資格をどのように活かしていますか
【社内】
１．企業内大学のキャリア講座の企画・運営
２．社内の希望者へのキャリア面談
３．社員対象のキャリコン養成講座説明会を実施し、キャリアコンサルタントのネットワークづくり等をおこなっています。
【社外】
自治体の行動計画区民委員として活動し、LGBTの方が住みやすい街づくりについて提言。業務での採用経験を活かして、大学生のキャリア支援・就活支援、社会人メンターをしています。（副業・ボランティア）
３．ご自身にとってキャリアコンサルタント養成講座の受講や、資格取得はどのようなものですか
まずは資格を取得したいと思い、養成講座を受講しました。その後、キャリアコンサルタントとして活動をする中で、更にキャリアについて学びたいと思い指導者向けのコースを受講したり、今でも継続的に学び続けています。
学び続ける習慣がついたことで、本業での新しい仕事にも抵抗なく取り組めるようになりました。またキャリアについての学びを発信することで社外の輪が広がり、プロボノでのキャリア支援や副業につながっています。
４．最後に、受講検討中の皆さまへメッセージをお願いします
人生100年時代、キャリアコンサルタントは益々社会に必要な資格になると思います。
また、変化に対応する能力を身に付けるためには、学び続けることが必要です。まずはご自身がキャリアを見つめ直し、周囲にもキャリアを考えることの重要性を伝えてください。キャリアについて考えることは、仕事だけではない、人生トータルの幸福を考えることにもつながります。
ぜひ人生の主人公として自分らしく豊かな人生を歩むためにもキャリアコンサルタントの資格を検討してみてください。