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キャリアコンサルタント・CDAにインタビュー

人の力になりたいという気持ちが原動力!それが社会の役に立つのがキャリアコンサルタント資格です!!

活躍事例として、キャリアコンサルタント・CDAへインタビューした内容をご覧いただけます。

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講座は自分自身と向き合う日々でした

人材ビジネス

  • 金子 彩 氏
  • キャリアコンサルタント・CDA [東京都]

外資系人材総合サービス会社にて、企業の採用コンサルティング、アウトソーシング業務に従事。2017年に国家資格キャリアコンサルタントとCDAを取得後、会社員と並行してフリーのキャリアコンサルタントとしても活動。

1.キャリアコンサルタント資格に興味を持ったきっかけを教えてください

社内で管理職社員へCDA取得が勧められていたのを見て、この資格の存在を知りました。私は企業の採用支援の仕事をしていますが、採用側の視点だけではなく、求職者や従業者側の視点も持ち、両面での支援を出来るようになりたいという想いがあり、この資格に興味を持ちました。

しかし、当時の社内では管理職に勧められていた資格だったため、若手の一般社員の自分には難しすぎるのだろうと思い諦めていました。その後、自分自身がキャリアについて悩み始めたとき、再度この資格の存在を思い出し、日本マンパワーで開催されていた無料説明会に参加しました。

講座受講に特別な資格や制限はないことを知り、また、当日スピーカーで話されていた方が「この資格を通じて自分の人生が豊かになった」と熱く語られていたのを聞き、絶対に取得したい!と心に決めました。

2.キャリアコンサルタント資格をどのように活かしていますか

資格取得後、キャリアコンサルタントとして仕事がしたい、という思いから会社以外で副業の仕事探しを始めました。資格の勉強をしていた頃の私は、このまま会社員として生きるのか、フリーランスとして独立するのか、と悩んでいた時期でもありました。しかし、こんな風に悩んでいるのは私だけではない、それならば自分自身がパラレルキャリアを構築し、会社員・フリーランス、どちらの枠にも収まらなくても、いろんな生き方があるということを自分が実験して周りに示していきたい、と考え副業フリーランスとしての道を選びました。

副業としては、大学キャリアセンターでの就職相談、キャリアコンサルタント事務所の運営、高校生の志望理由書添削や授業のサポート、人材コンサルティング会社での求職者対応など、あらゆる場面で活動しておりました。資格があるだけで仕事をするのは難しいのではないか、と最初は思っていましたが、仲間同士のネットワークに助けられ、仕事探しはスムーズでした。フリーランスとは孤独なものかと思っていましたが、実際のところはいくつものコミュニティに支えられて仕事が成り立っていると感じました。
また、会社員として自社でも資格を活用できています。私は採用支援の部署で仕事をしていますが、会社全体としては人材派遣事業が主力となっています。そのため、派遣登録スタッフのキャリアカウンセリング業務に入ることが出来ました。自社は派遣登録スタッフを50万人以上抱えており、スタッフが仕事をすることで事業が成り立っています。大事なスタッフへ手厚くサポートする必要があり、キャリアカウンセリングを定期的に行っています。単なる仕事紹介だけに留まらず、資格者としてスタッフのキャリア形成をサポートしています。

3.ご自身にとってキャリアコンサルタント養成講座の受講や、資格取得はどのようなものですか

養成講座に通っていた頃は、自分自身と向き合うことが出来た日々でした。初日は、授業についていけるだろうか、場違いではないだろうか、不安なまま講座に向かったことを覚えています。ですが、勉強やロールプレイングを通じてすぐにクラスメイトと打ち解けることができ、安心しました。社会人になってからの通学というのは不思議な感覚でしたが、年齢・職業・立場も全く違う、同じ目標を持った仲間と出会うことが出来ました。私のクラスですと、平均年齢は40歳ぐらい、当時まだ20代だった私はクラスの中では最年少でした。自社で働くだけではわからなかったことを知り、出会えなかった人たちと共に学び、仲間と関わることで自分自身の内省も促されていきました。後から気づきましたが、私は養成講座を通じて、先生やクラスメイトをカウンセラーとして、自分自身がキャリアカウンセリングを受けていたのだと思います。講座を通じて、自分自身と向き合うことが出来たと感じています。
講座の最終日に先生から、皆が同じステップでいられるのは今日で最後、これから進捗はそれぞれになるけど頑張ってほしい、と言われたことを覚えています。私は残念ながら試験に一発合格はできなかったのですが、先に合格したクラスメイト達からも何度もロールプレイングをサポートしてもらい、合格するまで諦めずに挑み続けると決めていました。2回目の試験では無事に合格することが出来ました!
資格取得後の今も仲間たちとは支え合っています。キャリアコンサルタントもCDAも、5年ごとに更新が必要で、知識や技能の所定時間の講座を受講することになります。資格取得というのはゴールではなく、大事なことはプロフェッショナルとしての日々の研鑽です。終わりなき勉強と実践の日々なので、仲間とずっと続いていくのは心強いですね。

4.最後に、受講検討中の皆さまへメッセージをお願いします

資格そのものを活かす仕事は限られるかもしれませんが、スキルはどんな仕事でも必ず活かせます。また、仕事だけでなく、家庭や対人関係も良い方向に変えられるようになったという人もいます。私も資格の勉強を通じて世界が変わりました。自分自身と向き合う時間となり、また周りの人達もそれぞれ違う概念を持った人間であるということを学びました。
資格取得まで、お金と時間がかかることでハードルが高く思われがちですが、実はお金の面に関してはここ数年でかなり負担が少なくなっています。キャリアコンサルタントの認定講習が、専門実践教育訓練給付の対象となったため自己負担額はかなり軽減されています。一歩踏み出したいという方にとって、とても後押しされる制度です。これからの時代の担い手として、キャリアコンサルタントの資格取得を検討してみませんか?

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