組織開発ファシリテーター養成講座

この時代に求められる「組織開発」とは

事業環境の変化が加速の一途をたどる今、組織の活性化には"体制"や"制度"といったハードの側面と、人と人の"関係性"や"運用"といったソフトな側面に働きかけ組織を開発していく、2つのアプローチがあります。取り組みやすさからハードの側面からの施策を取りがちですが、社員の内面で起こっていることに目を向けないまま変革を進めると、運用面で行き詰ることが多々あります。それは、組織を構成しているのは"人"だからです。

日本マンパワーは、「制度で人は変わらない、人は人で変わる」という考えのもと、プロセスや"関係性"にアプローチする方法として形式知化された、理論や手法を統合し、2011年「組織開発ファシリテーター養成講座」を開講しました。

力技で組織を変革するリーダーから、人と人との間に起こることを多角的に観察し、可視化し、関係性に変革をもたらすことの出来るチェンジ・リーダー(組織開発ファシリテーター)が、多くの企業・組織に広がることで、一人ひとりの人材が活かされることを目指しています。

組織開発を実践するために必要な能力と同士、場を得られます

  • I.第一線で活躍するファシリテーターから組織開発の考え方や知識・スキルを体系的、体感的に学習します。
  • II.受講者で構成されるクラス自体が「学習する組織」となり、受講者自らが 職場などで実践し、相互に学習・支援する場を得られます。

講師陣

吉田 善実 氏

吉田 善実「オリエンテーション」「日常の活用に向けたリフレクションと内省機会」「まとめ」

大手飲料メーカー入社、営業の後、医薬事業部にて事業企画、事業部人事に携わる。2002年同事業部の分社独立に伴い、分社した医薬事業会社に転籍。経営企画、人事を担当。2015年事業管理ファンクション長。2018年12月同社を退職し独立。2019年4月株式会社きざはし設立。25年以上にわたり経営企画、人事の第一線で業務をする。

福谷 彰鴻 氏

福谷 彰鴻「組織の状況をシステムの視点から見立てる」

システム思考教育家。21世紀の社会を創造する対話と協働のアプローチとして、システム思考をはじめ「学習する組織」の複雑なコンセプトやツールを普段使いの言葉で伝える。『学習する組織』著者でMIT上級講師ピーター・センゲに10年以上にわたって師事し、企業・NPO・教育機関等で多数のワークショップを実施している。現在長野県立大学ソーシャルイノベーション研究科客員准教授、クマヒラセキュリティ財団システム思考教育アドバイザー。ハルト・インターナショナル・ビジネススクールMBA。

桑原 香苗 氏

桑原 香苗「組織の状況をプロセスの視点で見立てる」

認定プロセスワーカー、日本プロセスワークセンタートレーニングディレクター。アーノルド・ミンデルの「プロセス指向心理学」の専門家。葛藤ファシリテーションアプローチ「プロセスワーク」をベースに、ひとが自分と、また他の人や存在とよりよいコミュニケーションを創りだす研修を企業組織、病院、大学等で提供している。

株式会社日本マンパワー 水野 みち

株式会社日本マンパワー 水野 みち「個人セッション」

キャリアカウンセラー、組織開発ファシリテーター。米ペンシルバニア州立大学にてカウンセリングを学び教育学修士取得。現在はキャリアカウンセラー養成講座の開発や、企業内のキャリア開発、組織開発、D&I推進に従事。

体系的・体感的カリキュラム

「学習する組織」への理解を加締め、組織心理学に応用される「システム思考」や「プロセス指向心理学」「U理論」など、その概念や価値観、方向性において親和性の高い内容を集結させました。また「体感的理解を重視したワークショップ」と、「職場実践と対話を通じたリアクション」により構成されています。プログラムは6回の1日セミナーと3回のリフレクション、1回の個人セッションによって構成され、継続的な経験学習を重視した流れとなっています。

尚、コロナ禍による移動の制限が今後も予想されることから、セミナー、ゼミ、個人セッションをオンラインで実施する可能もありますので、予めご了承ください。

セミナー:体験的理解を重視したワークショップ

開催日数:全6回
実施時間:10:00~18:00
実施場所:大阪会場+一部オンライン

ゼミ:日常への活用に向けた内省セッション

開催日数:全3回
実施時間: 18:30~21:00
実施場所:大阪会場

個人セッション

開催日数:全1回
実施時間:1時間
形式:オンライン ※2024年1月下旬実施予定

全6回中5回以上出席された方には、組織開発ファシリテーター修了証が授与されます。

日程 コース内容・担当講師
第1回 9月3日(日)

オリエンテーション

講師:吉田善実
現在抱えている組織の課題、参加動機、学びの喜びと自己実現、志、知の創造と共有について考え、チーム学習の手法を通じ
て互いのことを知り合います。これからの学びに向けたキックオフの場です。
ゼミ(1) 9月11日(月)

日常への活用に向けたリフレクションと内省機会

組織をシステムとして捉え、講座の学びを実践につなげていく上で真に問われることは何かを仲間と共に探究
第2回
第3回
10月7日(土)
10月8日(日)
※on-line実施

組織の状況をシステムの視点から見立てる

講師:福谷彰鴻

学習する組織のフレームを用いて、組織のあり方の新たな視点を身につける

ピーター・センゲの提唱した「学習する組織」について学びます。高いパフォーマンスを出し続ける最強組織の秘訣を理解す
ると共に、複雑に絡み合う組織の課題を、システムという視点で見立てる能力、自己の内面への気づきを広げ探求する力を伸
ばします。
ゼミ(2) 11月6日(月)

日常への活用に向けたリフレクションと内省機会

組織をシステムとして捉え、講座の学びを実践につなげていく上で真に問われることは何かを仲間と共に探究
第4回
第5回
12月9日(土)
12月10日(日)

組織の状況をプロセスの視点で見立てる

講師:桑原香苗

学習する組織を実現するため、「関係性」について学ぶ

人や組織を考えるフレームワークとして「氷山モデル」を用いる事がありますが、水面下(感情や動機など)を見ていく際の
考え方として有用な「プロセス指向心理学」について学びます。組織内での対立や葛藤の背景には、氷の水面下にある、意識
化できず眠らせている感情が存在していることが多くあります。葛藤や対立をどのように乗り越えればよいかを、ワークを通
して体験的に学びます。
ゼミ(3) 1月15日(月)

日常への活用に向けたリフレクションと内省機会

組織をシステムとして捉え、講座の学びを実践につなげていく上で真に問われることは何かを仲間と共に探究
第6回 2月10日(土)

まとめ

講師:吉田善実
学んできた内容やプロセスをふりかえり、統合していきます。
これからの実践に向けたキックオフの場です。

講座概要

対  象 :経営層、事業マネジャー、プロジェクトマネジャー、組織戦略担当者、人事教育担当者、企業内キャリアコンサルタント など
定  員 :16名
※ 最少催行人数10名。
※ 2023年6月末日までに最少催行人数に満たない場合は中止といたします。
開催時期 :2023年9月~2024年2月
開催形式 :オンライン開催か会場開催かは感染症などの諸事情に応じて変更になる可能性があります。
通常価格 :385,000円(税込)
 早割価格 :330,000円(税込)
  • ※ 早割は、2023年6月末までに、所定の申込書をご利用のうえお申込みいただいた方が対象となります。
    早割をご希望の場合の支払方法は銀行振込または会社宛請求書発行によるお支払いのみとなります。
    クレジットカード払いをご希望の場合は、通常価格でのご案内となりますので予めご了承ください。

よくあるご質問

参加できない日程があるのですが、フォローはありますか?
当日の資料のご提供はしておりますが、映像等による補講は行っておりません。
遠方で移動が難しいのですが、オンラインで受講もできますか?
申し訳ございません。リアルとオンラインのハイブリッドによる講座運営には対応しておりません。
受講料をクレジットカードで支払いたいのですが対応できますか?
通常価格にてお申し込みいただく場合はクレジットカードでのお支払いも可能です。

※ 通常価格は7月1日以降にお申し込みください。

受講者実績

  • アステラス製薬株式会社
  • アスビオファーマ株式会社
  • グラクソ・スミスクライン株式会社
  • 日本マイクロソフト株式会社
  • 株式会社野村総合研究所
  • 富士ゼロックス株式会社
  • 株式会社松下産業
  • 第一三共株式会社
  • オムロン エキスパートリンク株式会社
  • 株式会社リードクリエイト
  • キャリア・パーク
  • 株式会社富士通北陸システムズ
  • JKホールディングス株式会社
  • 株式会社インテリジェンス
  • 株式会社サザビーリーグほか
  • 外資系スポーツアパレル会社
  • 外資系通信会社
  • 外資系医療機器メーカー
  • 総合商社
  • 製薬会社
  • 教育サービス会社
  • システムインテグレーター
  • 食品スーパー
  • 老舗和菓子メーカー
  • 広告代理店
  • 電気機器メーカー
  • 化学メーカー
  • 手芸用品メーカー
  • 人事コンサルタント
  • ほか

(順不同/社名は受講当時)