株式会社日本マンパワー(代表取締役:加藤智明、東京都千代田区神田東松下町47-1)は、神戸大学の金井先生や南山大学の中村先生をお迎えし、「企業内キャリアカウンセリングと組織開発を考える研究会」を発会しました。
この背景には、以下のような課題感がありました。
産業構造や人口構成が大きく変化する中、日本企業が今後直面する課題は益々複雑になり、過去の成功パターンが通用しなくなってきています。従業員のキャリアの個別化・多様化も加速しています。
そんな中、キャリア・コンサルタントは、一対一の支援に留まらず、より組織に効果的に貢献できるよう、役割拡大が必要だと言われ始めています(平成23年度「キャリアコンサルティング研究会報告書」より)。役割拡大とは、個別キャリア支援で明らかとなった組織の問題に対して、キャリア・コンサルタントが組織システムへの介入を行うということです。一方で、現場でキャリア・コンサルタントが組織開発的な動きを展開すると同時に、組織心理学やカウンセリング心理学が生み出した組織開発はODと称して着実に発展し、注目を集めつつあります。カウンセリング心理学から派生した組織開発手法は、個人の活性化と発達を促すことで組織の目的にも貢献するというロジックを内包した一貫した支援となります。
そこで、日本におけるキャリアカウンセラー養成機関の最大の担い手として、組織開発(特にヒューマンプロセス)の担い手として、キャリア・コンサルタントが果たせる役割や課題について考え、それを提言にまとめることとなりました。
以後、本ページより進捗をご報告してまいります。
組織開発(特にヒューマンプロセス)の担い手として、キャリア・コンサルタントが果たせる役割や課題について考え、それを提言にまとめる。
最終的な提言を「企業内CC白書2015」として発表
新規プログラムを開発予定(来春)