株式会社日本マンパワー(東京都千代田区神田東松下町47-1、代表取締役:加藤智明)は、全国の企業規模300人以上の企業に勤める正社員の男女、20歳〜59歳を対象としたアンケート調査を実施しました。
組織内キャリア開発プログラムの企画・実施や、キャリアカウンセラーの養成を中心に、個人と組織の双方に望ましいトータルキャリアサポートをご提供する弊社ならではの調査内容です。
本調査により、9割以上のビジネスパーソンに仕事に対する悩みや不安があることが明らかとなりました。
また、キャリア発達上の課題に伴って、年代別に不安や悩みが異なることの裏付けや、企業内キャリアカウンセラーへの期待を示す結果となっています。
年代別のキャリア開発支援の取り組みに、ぜひお役立てください。
「仕事をする上で、どのような悩みや不安がありますか(ありましたか)」の問いには、1位は「給与(昇給)・賞与・年収が上がらない」で55.4%、2位は「自分自身のやる気・モチベーションが維持できない」で37.4%、3位が「仕事が評価されない」で32.6%の順であった。
さらに、年代のその差異を見てみると、20代は「仕事とプライベートの両立」、20代〜30代は「自分の適性」、30代は「モチベーションの維持」や「労働時間や仕事量」「仕事のやりがい」、40代は「ポストが上がらない」「定年までの雇用不安」、50代は「仕事が評価されない」、というその年代特有の特徴が出た。
「あなたのお勤め先には、仕事の悩みや不安に関して、相談できる仕組みがあったり、相談できる担当者がいますか」の問いには、「ある(いる)」と回答したのは、35.0%。
回答者の3分の2は、「ない(いない)」・「わからない」と回答。
「あなたは普段、仕事の悩みや不安を誰に相談していますか(いましたか)」の問いには、20代は同僚や、社外の友人、身近な先輩、30代は家族や上司、と回答。
しかし、40代になると「誰にも相談しない」が急増し、50代も「誰にも相談しない」が増え、それ以外の項目が減少。
会社に望む施策として、1位が「専門相談員の配置」で43.5%、「各種研修やセミナー」、「キャリア相談室のような専門部署」と続いた。
性別の構成比は、男性が71.0%、女性が29.0%。
従業員規模と年代の回答者数は均等となるよう回答者を募った。
300〜499人、500〜999人、3,000人以上が年代別それぞれ31人、1,000〜2,999人が年代別それぞれ37人とした。
「あなたは普段、仕事をする上で、悩みや不安を感じることがありますか(ありましたか)」の問いには、「よくある(あった)」「たまにある(あった)」が90.6%を占めており、多くの社員が仕事に対して悩みや不安を抱えている。