キャリアコンサルタント・CDAにインタビュー

定年を迎えた技術者が決めた二つの資格取得とその顛末

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定年を迎えた技術者が決めた二つの資格取得とその顛末

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森田 直 氏

  • 森田 直 氏
  • キャリアコンサルタント,CDA,CISSP [東京都]
所属先:
(株)ソニーコンピュータサイエンス研究所

ソニー(株)においてVTR、3.5’フロッピー、ICカード、おサイフケータイチップ、NFC技術の発明や商品開発を行い、定年後はセカンドキャリアとして現研究所にて自然エネルギーの有効利用による温暖化防止対策に挑む

CDA・キャリアコンサルタント資格を取得したきっかけ

ソニー株式会社の規定する60歳定年に向けその2年ほど前から定年後について考え始め、二つの資格を取る事に決めました。一つは今までの仕事で得られた知識を活用できるセキュリティー・プロフェッショナル(CISSP)とこのCDA資格です。CDAの資格を取ろうと思ったのはマンパワー主催の55歳研修に参加した時チームを組んだ人たちに「お前この講師になれるよ!」と言われたのを思い出し説明会にも参加せず、マンパワーのホームページからCDA資格取得講座に申し込みました。


現在のお仕事、資格の活かし方は?

現在は新たにソニーの研究所に採用され自然エネルギーの活用でCO2の削減に取り組む研究に没頭する傍ら、NPO活動を支援すべく16歳の仕事塾の講師として高校一年生に対するキャリア教育に参加しています。その授業の中ではCDAで学んだキャリアへの考え方、たとえばホランドの六角形やノンイベントなどを織り交ぜながら私のキャリアはどのようだったかを話しています。そして授業を終えた後で学生に書いてもらうアンケートを読ませてもらい「とても刺激を受けた」との評価を見つける毎にほくそ笑んでいます。主業務においても今までの経験を盾にして威張ることなく、若い人たちとの会話においてもCDAとして学んだ「相手の気持ちを理解する態度」を実践し良きアドバイザーになれていると思います。CISSPの資格も具体的に収益には生かせていませんが同様に資格維持要件があり3年間で120時間の専門知識習得を実線しなければならないのです。これはCDAの資格維持要件よりも厳しく日々学習です。

私にとってのCDA資格・キャリアコンサルタント資格とは?

実際にこの資格を直接生かしカウンセリングを行い、困っている人のキャリア支援を行うことはしていませんが、この資格取得は私個人に対し人間の幅を広げてくれました。それは技術者としての興味である「物」から支援者としての興味である「者」への展開をもたらしてくれ、また多くのCDA仲間からの自然なカウンセリングに育まれ興味の世界がひらけ、仲間が増え、私の活躍の場と話題を膨らませてくれています。仕事以外にも趣味の世界でバドミントンや登山をする仲間から「森田さん昔は一方的に自分の話をするだけの人だったが、最近は色々な相談に親身になって乗ってくれるようになりましたね」と言われとても嬉しい気持ちです。

最後に一言お願いします

現在資格取ろうと考えている皆さん、今のあなたの職業はなんですか?それが職業選択支援であるならば自己流でなく、既に開発された手法を学びさらに深掘りすることをお勧めします。しかし今までのあなたの流儀を変えるのはたやすくないことを覚悟して臨まれると良いと思います。そうではなく、他の職業経験をお持ちの方が挑戦するのでしたら、それはあなたの幅を広げる自己研鑽として大いに役立つ学びとなると思います。私は現役時代とても厳しい上司と言われていたので、会社の肩書きがなくなると仲間が激減すると感じていました。そこで思い切って新たな世界に飛び込み改心したことにより、今ではたくさんの新しい仲間に励まされ、日々学びを得ながら私の経験も仲間と共有し刺激を与えあっていると感じています。是非一歩踏み出してみてください。私は現在の研究を進め、手軽に手に入る自然エネルギーで温暖化を食い止め貧困層を救いこの世から紛争をなくし地球を救う活動を続けてまいります。

(2017年5月10日掲載)

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日本マンパワーCDA事務局
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