ちょっと一息

今につながる「私の転機」 vol.16NEW

仕事で学び続ける! 自分も成長し続け、人の役に立ちたい

[2019/08/29]

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 キャリアにはさまざまな転機があります。何かの出来事が起こることによって転機が訪れることもあれば、予期したことが起こらないことによって転機が訪れることもあるでしょう。みなさんには、これまでどのような転機があったでしょうか。
 桧垣京子さんの転機は、就職直後にありました。長く働き続けられる仕事だと思ってシステム開発業界を選んだのに、営業に配置転換となったのです。でも、営業の醍醐味を知り、やりがいを感じるようになりました。プライベートでも結婚・出産と充実。2年間の休職を経て復職しました。復職後は営業ではなく経営管理の仕事でしたが、ここでも新しいやりがいを見つけ、活き活きと働きます。
 ただ、あることがきっかけで「自分はこのままでいいのだろうか?」と自問する日々に。「若手営業担当の力になりたい」という志も後押しし、人事育成に特化したグループ会社への出向を決意します。ところが・・

 本記事は、IT企業で活躍する桧垣さんのキャリアストーリー第2話。出向後の桧垣さんに何が生じ、それをどのように捉え、どのような行動をとったのでしょうか。ぜひご一読ください。


●今回お話を聞いたのは・・・
 IT企業勤務
 CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
 ファイナンシャルプランナー技能士2級
 准PRプランナー
 桧垣 京子 さん


想いと現実のギャップ

 人事育成に特化したグループ会社に出向を希望し、異動試験に合格した時は、すごくうれしく思いました。以前から抱いていた「若手の営業担当者もっと体系的に営業の知識・スキルを修得できるようになるといいのになあ」という思いを、自ら実現できる仕事に関われるからです。きっと、20代の頃に営業をしていた自分の経験も活かせるに違いありません。
 出向先での主な業務は、営業担当者向け研修の企画・開発です。非常にチャレンジしがいのある仕事だと思いました。
 しかし、新しく取り組む仕事ですので、想いと現実の間にギャップが生まれます。たとえば、新規の研修を立ち上げるためには、状況把握、課題抽出・整理、目標設定、原因分析、解決策立案、実行計画などをロジカルに考え、さまざまなステークホルダーにロジカルに伝える必要があります。でも、私はロジカルシンキングが不得手でした。また、部下が増えて責任が大きくなったことに伴って、求められるマネジメント力も大きくなり、「自分には能力が足りない」と感じました。
 さらに出向の立場です。同じグループ会社とはいえ、社風も異なるため、それまでのような調子にはいきません。たとえば話し方一つをとっても、以前は社内で普通に理解されていたのに、出向先では理解されないというケースもありました。
 まさに、想いと現実のギャップ、あるいは想いと自己能力のギャップでした。


足りないものがあるなら学ぶしかない

 でも、自ら望んでつかみ取った仕事です。「自分に足りないものがあるなら学ぶしかない」と考え、勉強をするように努めました。ある時は先輩に教えてもらったり、仕事に関連するを読んだり、外部セミナーに参加したり。ロジカルシンキングについてはビジネススクールにも通いました。マーケティングについても学びました。
 とにかく勉強、勉強。自分にインプットできない人は、他者にアウトプットできない。自分は他者に学びの場を提供する立場なので、自らも学びの場に足を運ばなければならない。そう考えて貪欲に勉強しました。
 そうして学び得たことを、営業担当者に還元する形で新しい研修企画を練っていきました。たとえば、ロールモデルとなる営業担当者の勤務動作を研修化。あるいは、女性向けのダイバーシティの研修。あるいは、約200人を対象とする営業戦略の研修などです。
 今思えば、かなり自由に企画させてもらったように思います。当初は能力とのギャップにもやもやしていた時期もありましたが、気がつけば出向して4年半。非常に楽しく働いていた自分がいました。ライフラインチャート(※)の曲線も上がっていきました。
(注釈)
※縦軸に満足度・充実度、横軸に過去の年齢(時間軸)をとって、自己の内面を探求する曲線のこと。

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桧垣京子さんのライフラインチャート


やりがいはさらに大きく

 その後、グループ会社から離れ、営業人材の育成を担う本社スタッフ部門に異動となりました。異動先での業務内容は研修に限りません。より経営戦略に近い立場で、より広い観点から営業力を強化しようとする部門です。たとえば、人材育成体系の立案、直属の上司とは別の先輩が指導するメンター制度の運用、成績優秀者の表彰などです。さらには、マーケティングの研修を立ち上げや、カスタマーサービス調査なども担当しました。
 システム開発力に比べて、どちらかというと営業力の弱い会社でしたから、全社的に営業のあり方や人材育成に力を入れていたのです。営業改革と言えるかもしれません。やりがいはさらに大きくなりました。


現場の声を聴くために

 日本マンパワーの『キャリアカウンセラー養成講座』(現在の『キャリアコンサルタント養成講座』の前身)の受講を考えたのもこの頃です。メンター制度でより望ましいマッチングのために、キャリアカウンセリングの学びが役に立つと思ったからです。若手営業担当のキャリアあるいはキャリアデザインをしっかりと聴いた上で、その人に合ったメンターとの出会いをサポートできれば、成長につながるだろうと考えました。
 また、理由はもう一つあります。ある女性の先輩から次のような話を聞いたからです。
 「現在のような環境変化の激しい時代には、スタッフ部門の私たちがを見つけるのは難しい。だから、お客様と接している現場の声を聴くことが大切。現場の声をしっかりと聴いて、それを基にお客様や社会のニーズを把握する必要があるのではないだろうか」
 私も、現場の声を聴きたいという意思を持っていました。調べてみると、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)という資格が傾聴を重視しているようです。そこで、CDA資格に対応している日本マンパワーの養成講座を申し込みました。

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★『キャリアカウンセラー養成講座』で学ぶことを決めた桧垣京子さん。しかし、またもや転機が訪れます。それはどのような転機なのでしょうか? 桧垣さんの最終話は来月の当コーナーでご紹介いたします。
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