カリキュラムの特徴とCDAの3つの役割

キャリアカウンセラー養成講座開発担当者が語る カリキュラムの特徴とCDAの3つの役割

キャリアカウンセラー養成講座が誕生して13年が経ちます。この間、仕事を取り巻く環境は大きく変化してきました。その変化のひとつは多様性の拡大です。
たとえば、働き方を取り上げてみるとどうでしょうか。終身雇用が当たり前だった時代から、選択の余地が増えています。雇用形態も多様化しています。女性の社会進出によって仕事と家庭の調和というテーマも出てきました。職場の年齢構成も変化し、職場内の風土も変わってきました。
また、ポスト不足により昇格昇給も約束されたものではなくなりました。「何の為に働くのか?」という価値観も多様化しています。高度成長期は家庭を犠牲にしながら働いてきた方々も多かったようですが、最近では家庭での時間をしっかりと確保したい人も増えてきています。育児に参画する男性も増えてきています。
経営組織論の世界的権威であるリンダ・グラッソンは、著書「ワーク・シフト」の中で「過去の延長線上に未来を描くことが不可能になった」と提言しています。

では社会の労働市場の変化に応じて、キャリアカウンセラーの役割はどのように変化してきているのでしょうか。従来のように「これをすれば上手くいく、解決できる」などということは一人の経験則から言えなくなってきています。相談者が自ら考え、選択し、意思決定する、そして、「仕事を通じて自分らしさを発揮出来るように支援する」、そんな専門的な支援能力が必要になってきています。

日本マンパワーの「キャリアカウンセラー養成講座」は、時代に則した内容と時代を導くような一歩先を行く考え方をご提供しています。

講座の3つの特徴

  • 「心のメカニズム」を学ぶことで、個々人の働く意義やモチベーションを深く扱うことが出来る。
  • 転職・就職支援だけではなく、組織内キャリア開発・キャリア教育を学び現場で活かすことが出来る。
  • 最新のキャリア支援の理論が豊富に組み込まれている。

CDAの3つの大きな役割へ

  • 受講生からの声
  • ・相手を支援する上では表面的な手法だけではうまくいきません。本講座では、人の成長についてより深く体験的に学ぶことが出来るので、自分の成長にもなりました。
  • ・本講座を受講したことで、企業内のキャリア開発体系をどういう方向で取り組んでいけば良いのかが明確になりました。

第41回の新プログラム、強化ポイント

通信講座使用教材

▲通信講座使用教材。通信講座ではテキストを中心にキャリアカウンセリングに関する知識や理論を習得。次に通学コースで演習やグループワークを通してCDAとしての必要な能力を身につけます。事例を使ったカウンセリングやアセスメント・ツールを利用して、より実践的に学習します。

1.「経験を学びにする」ための関わり方を体系化
キャリア支援の専門家であるノーマン・アムンドソン博士は、キャリアカウンセラーの仕事を「スイングバック」と呼びました。野球でボールを打つ時、バッターは一旦バットを大きく振り戻します。これをスイングバックと呼びます。そうすることで、ボールをより遠くに飛ばすことが出来ます。
人のキャリア支援も同じです。前に前にと考えるだけではなく、相談者が一旦自分自身を振り返り、エネルギーを溜めるための支援をする必要があるのです。
ただし、振り返りすぎて迷走してしまってもいけません。良いスイングバックは焦点が当たっていて、きちんと遠くに飛ばせるものです。その方法を本講座では「経験代謝」と名付け、経験を学びに変える効果的な関わり方を習得することが出来るようになっています。
2.最新の理論を追加
この度の改訂では、ナラティブアプローチなど、これからの時代に則した理論を追加しました。毎年NCDA(全米キャリア開発協会)主催によるキャリア支援者の世界大会が開催されるのですが、そこでも注目を集めている理論を取り揃えています。理論の説明だけではなく、その理論を使ってどのように支援をすれば良いのかという実践力も身につける事が出来ます。
  • ハリス・ボールズビー博士
  • クルンボルツ博士

ハリス・ボールズビー博士(左)とクルンボルツ博士(右)を含めてCDAを支える4人の理論家の理論もロールプレイングを通して学んでいきます。

3.実習時間の増加
過去の受講生のご要望を受けて、ロールプレイなどの実習時間を増やしました。
実習を通じて体感し、気付き、自分のものとしていくことで、腑に落ちやすい学びの構成となっています。
4.厚生労働省のキャリアコンサルタント能力評価基準に則った内容
厚生労働省の指定により、新たに「JOBカード」「自律困難な若年者のキャリア支援」が追加され、助言や情報提供など、相談者により積極的に関わる技法についての内容も充実しました。

キャリアカウンセラー養成講座をご受講頂くことで、目の前の相談者を支援するのはもちろんのこと、自分自身のキャリアを深く考えると共に、これからの時代の働き方を創り上げていく担い手としてご活躍頂ける事を願っています。私たち日本マンパワーは、個々人のキャリア支援を通じて日本社会を強くすることを目的に本講座を運営しています。
社員一同、ご受講をお待ちしております。

CDAの3つの大きな役割

  • 意思決定支援
  • 体験の意味づけ支援
  • 葛藤を成長に変える支援

講座の3つの特徴へ

100年以上の歴史を持つ「キャリアカウンセリング」

1905年にボストンで初めて職業選択の支援が開始されて以来、「キャリアカウンセリング」はアメリカではすでに100年以上にわたる歴史があり、蓄積データの分析に基づく体系立てられた理論の1つになっています。

日本では2000年にCDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)の資格が誕生。翌年には厚生労働省が5万人のキャリア・コンサルタントの養成を打ち出しました。この間、急激な社会変化の影響−就業形態の多様化による選択肢の広がりや、卒業→就職→昇進という従来の道筋が描けなくなったこと、社会や組織を大切にしつつも個人が輝ける社会を作っていこうという国を挙げての動きなどを受けて、CDAの役割もますます変化しつつ、広がってきています。

確実に広がりつつあるCDAの役割

現在、CDAの支援においては、従来の「人と仕事のマッチング」以上に「キャリア形成」という側面が重要になってきています。キャリア形成支援とは、具体的には「体験に自分なりの意味づけをする支援」「葛藤を成長に変える支援」と言えます。ひいては、個人が自律的・主体的に自分のキャリアを切り開いていく力を養うためにお手伝いをすることです。

1.意思決定を支援する
どの仕事を優先するか、お昼は何を食べるか、朝何時に起きるか、など、私たちは日々意思決定をしているものです。自分で選んだという実感は自信につながります。しかし、転職・就職・異動・結婚・出産など、キャリア上の大きな決断をするときには、迷いはつきものです。
CDAは、意思決定の手がかりとなる個人の価値観を明確にしたり、アセスメントほか専門ツール等を活用したりすることで、クライエントの意思決定を支援していきます。
2.体験に自分なりの意味づけをする
過去の様々な経験を振り返り、その時々の選択や受けた影響などを信頼できる専門家と一緒に振り返ることで、価値観を見直し、自分なりの意味づけをすることができます。経験を整理整頓することで、自分自身がもっとはっきりと見えてきて、今後の方向性も探索しやすくなります。
3.葛藤を成長に変える
仕事を通じて感じる苛立ち、悔しさ、もどかしさ、失望、自信喪失といった心の葛藤は大なり小なり誰にでもあるものです。これらの葛藤は、裏を返せば成長意欲やプライドがあるからこそ起こる気持ち。CDAの支援によってはこれを成長のバネに変えることができるのです。

CDAの支援内容は様々な場面において効果的に活用することができます。現在、CDAが求められる場面は、職業紹介場面だけに留まらず、人事、学校教育現場にまで確実に広がりつつあります。

個人による意味づけが「キャリア」をつくります。

水野みち

(株)日本マンパワー 人材開発企画部研究開発グループ 兼 CDA通学部 
専門部長  水野 みち

PROFILE●
国際基督教大学卒業。1995年ペンシルバニア州立大学修士取得。
NCDAとのリエゾン役からはじまり、キャリアカウンセリング事業の立ち上げに従事。現在は、プログラム開発・コンサルテーションをはじめ、組織活性化も含めたサービスに携る。


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