日本マンパワー 新入社員意識調査 2011

【167社 6,282名】日本マンパワー 新入社員意識調査 2011
新入社員が最も大事にしたい価値観は2年連続「人の役に立てること」、昨年より5.8ポイント増加

株式会社日本マンパワー(東京都千代田区神田東松下町47-1、代表取締役:加藤智明)は、昨年に引き続き、2011年入社の新入社員を対象としたアンケート調査を実施しました。
本調査は、本年の新入社員の仕事やキャリアへの意識、働く価値観などについて特徴・傾向を把握することを目的とし、167社・6,282名の新入社員にご回答いただきました。

本調査の特徴として、
1. キャリアや職業選択に関する著名な諸理論(キャリアカウンセリングに関する理論)を活用し設計
2. 新入社員のキャリア形成意識と関連する考え方や価値観を調査
という点が挙げられます。また、自由記述形式の質問なども組み込み、より新入社員の意識に深く切り込んだ内容となっております。

組織内キャリア開発プログラムの企画・実施や、キャリアカウンセラーの養成を中心に、個人と組織の双方に望ましいトータルキャリアサポートをご提供する弊社ならではの調査内容です。

なお、本概要は、最終報告書より一部を抜粋したものです。
本調査の要約版は、当ページからダウンロードできます。また、最終報告書もご提供いたします。お気軽にお問合せください。


本調査について

<本調査についてのお問い合わせ先>
株式会社日本マンパワー  CDAプロジェクト内調査チーム(代表:依田哲司)
〒101-0042  東京都千代田区神田東松下町47-1
人材開発営業部内  TEL:03-5294-5070(平日9:00-17:30)  FAX:03-5294-5078

日本マンパワー 新入社員意識調査 2011 概要

調査概要
  • 調査対象: 日本マンパワーがお手伝いした新入社員研修の参加者および本趣旨にご賛同いただいた企業様の新入社員、日本マンパワー 新入社員向け公開コース参加者
  • 調査期間: 2011年3月〜5月
  • 全回答数: 167社、6,282名(2011年6月1日現在)

1.仕事へは期待も不安も

  • 仕事への期待は、「1.かなりある」「2.少しある」が92.6%を占めており、多くの新入社員が仕事に対して期待をいだいている。
  • 一方で、仕事への不安は、「1.かなりある」「2.少しある」が88.3%を占め、期待と同様に、多くの新入社員は仕事への不安もいだいていることがわかる。

【図1】

2.仕事への不安の理由は、「自分の能力不足」が第1位

  • 仕事への不安が「かなりある」「少しある」と回答したもののうち、不安の理由は「自分の能力不足」「自分があげる成果」など、「自分自身」に向けたものが上位となった。

【図2-1】

  • 自分の能力(知識・スキル)不足に不安が「かなりある」「少しある」と回答した新入社員は、3年以内に身につけたい知識・スキルにおいて、全ての項目で高い結果となった。

【図2-2】

「自分の能力(知識・スキル)不足」については、不安を解消するための全社的な施策などを整備することが望ましいだろう。例えば、能力(知識・スキル)不足に関しては、集合研修や通信教育などのoff-JTの機会を提供することが考えられる。

一方で、新入社員一人ひとりに焦点を当てると、不安の対象について「相違する点」があると想像できる。したがって、新入社員の配属先となる職場の上司や先輩・同僚が、新入社員一人ひとりの不安の対象を把握し、その解消に向けてお互いに連携・協力し、新入社員の定着と育成を実現でき体制を構築することが望ましい。特に、新入社員が相談したい相手として最も多く挙げている「社内の先輩」という回答から、OJTリーダーやメンターの役割が重要であるといえる。

3.大事にしたい価値観「人の役に立てること」が昨年より5.8ポイント増加

  • 最も大事にしたい価値観は、「人の役に立てること」が2010年に引き続きトップになった。
  • なお、各価値観の全体に占める割合は、昨年と比較して、ほぼ同じ比率となったものの、「人の役に立てること」のみ2010年比で5.8ポイント伸長し、特徴的な結果となった。

【図3:最も大事にしたい価値観】

最も大事にしたい価値観は、「人の役に立てること」が2010年に引き続きトップになった。なお、各価値観の全体に占める割合は、昨年と比較して、ほぼ同じ比率となったものの、「人の役に立てること」のみ2010年比で5.8ポイント伸長し、特徴的な結果となった。
なお、最も大事にしたい価値観ならびに大事な価値観の全体順位は、若干の入れ替えはあったものの、大きな変化はなく、2010年と同じ傾向が続いている。

「人の役に立てること」を選択した新入社員をそれ以外の新入社員と、入社3年以内に身につけたい知識やスキル、能力などについて比較したところ全般的に差が見られた。つまり、「人の役に立ちたい層」は、全体的に自分自身の成長に対して意欲が高い傾向があるといえる。

4.キャリアビジョンの有無が「仕事への期待」に影響

  • 自分が理想とする5年後の自分像については78.2%が「ある」と回答。
  • うち「1.必ず実現する」「2.実現できるだろう」と答えた新入社員は59.6%。過半数が実現可能性があると思っている。

【図4-1:自分が理想とする5年後の自分像】

【図4-2:どの程度、実現できるか】

  • キャリアビジョンの「ある」新入社員と「ない」新入社員を比較したところ、仕事への期待について差が見られた。
  • 仕事への期待が「かなりある」を4点、「ない」を0点として、キャリアビジョンの「ある」新入社員と「ない」新入社員でその平均値を比較したところ、「ある」新入社員は3.56点、「ない」新入社員は3.24点という結果で、キャリアビジョンの「ある」社員のほうが、仕事への期待が0.32点高い結果となった。
  • 「自分の生き方を実践していると思う、アニメや漫画のキャラクター」はONE PIECEのルフィが1位であった

【図4-3:キャリアビジョンの有無と仕事への期待】

【図4-4】

キャリアビジョンが「ある」と答えた新入社員は、その実現可能性を高いと答えた方が、仕事への期待は高く、不安は低い。新入社員の仕事への期待を上げ、不安を下げるために、キャリアビジョンの実現可能性を高めることが求められる。

キャリアビジョンの理由が明確で具体性が増すことで、「キャリアビジョンが実現できそう」と感じられ、さらには仕事に対する期待を高め、不安を下げることに結びつくと言えるだろう。

5.相談したい相手は「社内の先輩」が1位、有名人では「イチロー」

  • 30.2%が「2.社内の先輩」と回答。
    1.上司(9.5%)」「3.社内の同期や友人(29.0%)」を合わせ、68.7%が社内の人間となった。
  • なお、自分のキャリアについて相談したい有名人は、17.6%が「イチロー」と回答。2位から4位には、キャリアの長い大物芸能人が続いた。

【図5-1:仕事で相談したいと思う相手】

【図5-2:有名人】

仕事について自分が最も相談したい相手は、「社内の先輩」が30.2%と3.0ポイント上昇し、2010年の2位からトップになった。2010年1位であった「社内の同期や友人」は、4.3ポイント低下して29.0%となり、2位になった。
「上司」に関しては、 昨年に引き続き「社外の友人」に次ぐ、4位の結果となっている。

自分のキャリアについて相談したい有名人は「イチロー」が、2位以下を大きく引き離し、第1位で17.6%であった。また、第2位〜4位はキャリアの長い大物芸能人が続いた。一流プロ野球選手の選択理由は、「努力する姿勢」「ストイックさ」などのプロフェショナルな点に共感する傾向があり、大物芸能人の選択理由は「人生経験豊富さ」な点。ときに「ユーモア」を交えて、「的確さ」に共感する傾向が見られた。

「新入社員意識」に関するその他の調査結果
(全調査結果は「株式会社日本マンパワー 新入社員意識調査2011 報告書」に掲載しています。)
  • ■ 不安の理由第1位は「自分の能力(知識・スキル)不足で、84.8%が「あてはまる」「少しあてはまる」と回答
  • ■ キャリアビジョンの実現性について、「必ず実現する」と回答した割合は、男性28.9%、女性17.7%と性差があらわれた
  • ■ 入社3年以内に身につけたいものは「仕事の基本的な進め方やルール」、昨年1位の「ビジネスマナー」を抜く
  • ■ プランド・ハプンスタンスの実践度が高い層は仕事への期待が高く、不安が低い
などの調査結果を掲載