CDA・キャリアコンサルタントにインタビュー(全国で活躍するCDA)

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「企業は人なり」!リテンション・マネジメントへの活用 

幅口 明男 氏

  • 幅口 明男 氏
  • CDA
  • [埼玉県]

1991年大手建設機械メーカー入社。人事・営業部門でキャリアを積む。その間、労働組合専従を経験、社会保険労務士資格を取得する。2001年IT関連会社に転職。人事労務全般を担当。特に若手社員のリテンション・マネジメントがメインテーマ。

ある1日のスケジュール

5:00
起床・自己啓発(読書など)
8:15
出社、メールチェック
9:00
社内ミーティング、就業規則などの問合せ対応、会議資料作成
13:00
社員会(従業員代表)との月例会議、産業医・看護師との打合せ
18:00
社員との面談
19:30
退社、CDA仲間の大学職員、企業人事等との自主勉強会
23:00
帰宅

CDA資格を取得したきっかけ

 若手社員の採用や退職手続を通して、彼らの仕事観にギャップを感じたのがきっかけです。
「今の仕事は向いていない気がする」「仕事にやりがいが感じられない」等、彼らのモチベーションを高めるためには、旧来の勘や経験に頼ったマネジメントスタイルでは限界があると感じていたときに、社外の人事コンサルタントの方から「CDAを勉強すれば、実務家向けのカウンセリング理論や傾聴などの専門的なスキルが身につくよ」と教えて頂きました。他の資格も検討しましたが、JCDAが日本最大のキャリアカウンセラー団体であるという実績が決め手となり、CDAを目指すことに決めました。

CDA資格の活かし方

 昨今、若手社員の離職率の高まりが問題視されていますが、私の業務にも離職要因の分析があります。数年前から退職希望者との面談を通して、理由やきっかけを伺っています。難しいのは、彼らの多くが本音とタテマエを使い分けている点です(そもそも人事に本音を話すか?との向きもありますが)。
 この面談ではCDAのスキルが大いに役立っています(守秘義務のあるCDAが信頼関係をベースに話を聴く)。ここでは従来のような「こちらが聞きたいこと」を聞くのではなく、「相手が話したいこと」を聴くカウンセリングスタイルで行います。相手の話を心と耳で聴いていると、自然と相手の言葉に感情が込められて、タテマエから本音トークに近づいていくようです。面談が終わると時々うれしい言葉が返ってきます。「ひとっ風呂浴びたようにサッパリした」「もう一回、続きをやってほしい」等々です。
 また、この面談には副次的な効果もあるようです。それは「退職者の弊社ファン化」です。
 残念ながら、辞められる方の多くは自分がいた会社の愚痴をこぼしますが、面談の中で入社から退職まで振り返ることにより、「あの時得られた経験は貴重な財産だ」など、弊社で過ごした時間はムダではなかったと実感される方が増えました。このように退職されても弊社ファンのまま社外で活躍していただいています。

将来のビジョン

 私の仕事観は、『人間として成長する喜びは仕事の中にある。懸命に取り組んでこそ達成感が得られる』というものです。
 今後、さまざまな形で学生や若者に、「自分なりの仕事観を持つことの大切さ」を伝え、不本意な離職を減らす支援をしていきたいと考えています。

最後に一言

 多くの企業で、『従業員の心(モチベーション)のメンテナンス』に関心が高まるであろうと考えます。
人事部門だけでなく、部下のマネジメントをされる方にも、今後ますますCDAのスキルが求められていくことでしょう。


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